心が少しばかり暖かくなるいい話でした。

コンビニのトイレのゴミ箱にバナナの皮を捨てないでくださいという貼り紙を見つける所から始まる物語。

ついつい読み進めるたくなる。
そんなユーモアたっぷりな文章で、読んでいてとても楽しかったです。

バナナの話から主人公の回想を経て、最終的に物語はどこへ着地するのか。

軽快な読み味を楽しみながら確かめてみてください！

素晴らしい作品をありがとうございました。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（150文字）

この作者さんは、きっと照れ屋さんです、たぶん✨

本当は、誰かといっぱい話したいのに、
へんに気負ったり、斜に構えてしまったり……

でも、いいじゃない

あなたのことを見ていてくれる人も、きっといる

この物語の、あの娘にも───

そして、この物語の作者さんにも……


でも、やっぱりゴミ箱にバナナの皮を捨てられたら、お店の人は迷惑だよね💦

すみません、何も買わずにトイレだけ使わせてもらって💦
今度から、何か一品買います……バナナは多分買わないけど

だから、ここでお礼を言います。

店員さん、あなたの張り紙のおかげで救われる人がいましたよ、ありがとうございます。

そして、素敵な物語をくれた、作者さんにも✨

この先が気になるけど
文春しないで　そっと見守りたい
そんな気持ちになります
優しい短い物語ですが　語りがとても上手です

私はタイトルだけ見て「ぜったいにギャグ小説だろう」と思ってしまいました。
バナナですべってなんとか～、みたいな。

でも、そうではなかったです。
二転三転、意外な方向に進んでいきます。

そして……最後はとてもさわやかなラストです。

疲れた心を癒やしてくれますよ。

私、この物語めちゃくちゃ好きです。

語り口が軽妙だし「バナナの皮」でここまで想像の翼を広げられる作者様に嫉妬してしまうくらい。

一言であらわすなら「ユニーク」な作品でしょうか。

個人的に「読めて良かった」と思ったので他の方にも読んで欲しくてコメント付きレビューを書きました。

一風変わった恋愛小説をお求めの方におすすめであります。

最後に。
作者さま、面白い物語をありがとうございました。

これからも頑張ってください。