エピローグ
短冊を書くなんて想心くんらしいな。
なんて書こうかな。そうだ、私がいない未来で想心君が小説家になってるといいなあ。
でも、これって小説家になる前に見られちゃったらなんか物足りない気がする。なら……
「私の短冊を見るのは、想心君が大人になってからにして」
大人がどこからなのかわかんないけど、きっと想心君なら小説を出版した後とかに見てくれるはず。
だから私がこの短冊に書くのは……
よし、これで大丈夫。この短冊を見た時、想心君何て言うかな。
本当なら、横で見ていたいけど出来ないよね。あわよくば、想心君が書いた本を読みたいな。
ううん。そうじゃないよね。
想心君、私がいない未来であなたがどんな風に生きているのかわかんないけど、想心君が幸せならそれが私にとっての一番の幸せだから。
多分、次に行くところが最後なんだろうな。もう少しだけ、この時間が続いてくれれば……
「行こっか」
うん、行こう。
きっと、いや、絶対行き先はあそこだよね
あなたと私が初めて想いを伝えたあの場所に。
僕の想いを言葉にのせて 永久 @t_owa
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