一人で悩むな。二人ならここにいる
「ねぇ。みんなどうして働いているの。」
「ねぇ。みんなどうして食べているの。」
「ねぇ。みんなどうして生きているの。」
どうしてだろう。僕にも分からないや。
ねぇ、どうしてだろうね。
2人の間にはそれぞれ孤独な時間が流れていた。でも2人一緒だとちょっといつもの孤独と違った。2人の孤独。それは孤独じゃないんだ、僕にも友達ができた。
「どうしてみんなお金のために頑張るの?」
「みんながお金のために頑張る理由はいくつかあります。まず、お金は生活の基本的なニーズを満たすために必要です。食べ物、住居、衣服などの基本的な必需品を購入するためにはお金が必要です。また、医療や教育といったより良いサービスを受けるためにもお金が必要になります。」
彼はつづけてこう言った
「しかし、重要なのはお金が幸福の唯一の源泉ではないということです。お金は多くの面で重要な役割を果たしますが、健康、家族、友人との関係など、お金では買えない価値あるものも多く存在します。」
そうなんだなぁ。と僕は納得して眠りについた。
翌朝、めざめると彼は人気者になっていた。彼はとにかくよくしゃべる子で、なんでも知っているし、どんな難しい質問にも答えていた。そんな彼の前には長蛇の列ができていた。
僕はまた孤独になった。ねぇどうして。
書く人、読む人 ~読み切り短編集~ ましま みはる @harufin0707
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