転生して人生一度やり直してみた!

奏詩乃

第1話 始まりの町

「さて、起きるか。」と僕「打田健太郎」が独り言のように喋りながらカーテンを開けた。

「カシャッ」という音を立てながら見る外の光はとても眩しかった。

今日は新しい漫画を買いに行く予定だったのだ、その漫画は異世界モノでとても今はまっている漫画だった。

健太郎は朝食を食べ終えたら着替えて急いで駐輪場に向かった、本屋が開き始まるのは10:00時からなのであと1時間30分近くあった、だからいつも行っているカフェで時間を潰すようにした。

「カランカラン」と鐘の音がなる、その音に混じれて1人の女の子の声がした。

「いらっしゃいませ!」といつものように元気に挨拶をしてくる、その女の子は僕が小学生の時から一緒でよく家に遊びに行っていた仲だ。

すると、その女の子が僕だと築いた瞬間こう言った。「またこんなに早くきて、どーせ新しい漫画の新作買いにいくんでしょ?」と僕の朝からの行動を見ていたかのように喋り始めた、僕はそれから「なんで知ってるの」と話を返した、すると「名月結菜」はこう返してきた。

「健太郎が大体朝早くこのカフェに来るって事は新作の漫画が発売された日しかこないからね!」と自慢げに結菜は言った。僕は「いや、買いたい漫画もそうだけど、アニメイト行くときとかも普通に朝早いけども」と返すと結菜が「そういうことはどうでもいいの!」と顔を真っ赤にさせながら僕を座らした。

「何を注文するの」と結菜が注文のメニュー表を渡してきた、ここのカフェは美味しいしとにかく美人の人が多い、だから僕は気まずくなって最近行ってなかったのだが、今日は本当に今ハマっている漫画の新作がでるのでこれだけは買わなければという使命感が頭のなかでよぎったので買いにきただけだ。僕は普通に注文をした「アイスコーヒーで」と伝えた。結菜が大きい声で返事した。「了解しました!」

アイスコーヒーの待ち時間でふと時計の針を見ると9:00になっていた、ここから漫画売り場までは約30分かかるかかからないかぐらいだ、なので結菜が持ってきたアイスコーヒーを即飲み干しレジで支払いを済ましてすぐ自転車に乗った、こんなに急いでいる理由は新作の漫画は人気があり、すぐ売り切れてしまうので店の前にぎょうれつが並んでしまう事を予想してたからだ。

すると青信号が点滅しそうにチカチカしている、その青信号を急いで渡ろうとした僕がバカだったのだろうか、右の方向から一台の青い車が猛スピードでこちらへ向かってくる、避けられる訳もなくぶつかってしまった。

「キューーバン!!」と急ブレーキをかけた音と自分の体がぶつかった音が鳴り響いた。

僕は目を覚ました、見覚えのない風景に少し戸惑っていた。「どこなんだここは」と独り言のようにつぶやいていた、アニメや漫画で見るような町や人々、恐怖感よりも先に興奮の方が気持ちが強くなっていた、それはそうである僕は異世界物の漫画や小説しか見ていなかったからだ、すると背中から誰かが近寄ってきて肩をトントンしてきた、誰かと思い後ろを振り返るとエルフ姿の美しい女性がたっていたのだ、それを見て僕は「どうしたんですか??」と返す、するとエルフの女性から返答があった「ここら辺じゃ見ない顔つきだね、どこから来たの??」と言われたので僕は普通に返してしまった「東京という町からやってきました。」「トウキョウ??」と不思議そうに首を傾げるエルフの女性は急に笑い出したのだ「あはは、東京って聞いたことない町もあるのですね」と言われてしまったのだ、僕は何がおかしいのだろうと少し考えていると、そうだここは異世界なのだ、東京を知らないのは当たり前かという事にやっと頭が追いついた、僕はここの町のことは一切知るはずもないのでエルフの女性に色々聞いてみた、エルフの女性の名前は「マリネット・ルナ」というらしい、そしてこの町が初心者や中級者が多く集まる「コルナ」という上級者も少しいる町なのだ、ルナは焦らすように「冒険者になるには登録が必要なの、登録しに行きましょ!」と伝えてきた、ルナに続くように歩き始めた。

登録をする場所についたのはいいものの文字が全く読めないという危機に陥ってしまった、するとルナが「文字が読めないの?じゃあ代わりに文字を読んであげるね」と丁寧に文字を読んでくれたのだ、登録が終わった頃に自分の登録カードを見ていた、まあそれはそうだよねと思い溜息をついた、それを築いたかのようにルナがしゃべりかけてきた「どうしたの?そんな溜息なんてはいて」僕は正直に答えた「いや、特に意味はないんだけどカードを見てると左下のところに初級って書いてあるんだよね」と答えた、ルナは何だそんな細かいこと気にしてるのかよこいつみたいなまなざしで言葉を放った「誰だって最初は初級からに決まってるでしょ?」と返答してきた、そうですよね、と放ったのだがルナのカードが少し見えた、金色に輝いていたのだ、どうやらこの異世界ではカードで初心者や上級者が決まるらしいのだ、初心者が茶色で中級者が銀色、上級者が金色という色分けをされている、ルナのカードをみて思わず叫んでしまった「ルナ、そのカードって上級者のカードじゃないのか!?」と周りの人達に聞こえるぐらいに叫んでしまった、するとルナは「あ、ごめんなさいね、言うの忘れていたけれど実は私上級者なんだ」と自慢げに胸を張る胸がないルナがとてもむかついた、でも顔が美人なのですぐその怒りは収まってしまった、するとルナが「チーム募集して作ってみない?」と茶化しているのかわからない表情で言われたのだ、なんとここの異世界ではチームを作らないと討伐のクエストやらが受けられないのだとか、すると僕は聞いた「チームって何人いれば討伐クエストとか行けるんだ?」と尋ねてみた、さすがに3人居れば十分だろうと思っていたのだが、とてもにこにこしながら返答をしてきた「最低でも5人は居ないとクエストは受けられないよ!」と言ってきたのだ、真顔になる自分それを見て楽しんでいるルナ、一番難関なクエストを最初に受けた気分になった、だがそれは別に頑張ればいいことなのだが一つ疑問に思ったことがある「なあルナ、なんで一人でいるのに上級者になれたんだ?」と聞いてみたするとルナは「あー、そのことなんだけどね、私チームを転々としていた事があって、築いたら上級者になってたみたいなの」と言われた、ルナがチームを転々とする理由がわからないが一人になっていた理由がわかって少し気持ちの靄がなくなった、ルナは「ところで初級魔法は決めたの?」と尋ねてきたので僕はこう返した「うん、一応このファイヤーブレスにしようかな」と伝えた、ルナがセンスあるじゃんという笑みでこちらをのぞいてくる、次はルナの魔法が気になった「ルナ、魔法を少し見せてくれよ」というと「いいよ、でも私の魔法だとここでやったら危険だから訓練場にいきましょう」とルナが言ってきたので訓練場に案内してもらったのだ、訓練場の中は滅茶苦茶広く雨予防わからないのだが天井もきちんとある設備が整っている所だった、技を見るためルナの近くにいるのだがルナがどうしても危険だから離れていてほしいと言ってくるので100メートル近く離れてみている、ルナのいくよー!という合図と共によく見る異世界アニメの魔法人が空中に浮きだしてきたのだ、ルナは息を整えながら、呪文を唱えている呪文を唱え終わったと思いルナの顔を見ていると。「アクティブ」という掛け声とともに地面から炎が浮き出てきた、これはすごいと感動していたものの、その上級魔法が強すぎて訓練場の天井を突き破ってしまったのだ「なにしてんだおまえーー!!」とどなるとルナが急に逃げ出してのでこれはまずいと思い僕もとっさに逃げ出した。

二人が町の角で合流した時に、警備の人がさっきの騒動で僕たちを追ってきたのだ、これは本当にまずいと思いルナに「本当に許さないからなー!」といい逃げ始めたルナはその僕を追うようにクスクスと笑いながらついてきた。

僕の初めての異世界生活1日目終わったかもしれないと思い必死でにげまくったのだった。


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転生して人生一度やり直してみた! 奏詩乃 @Massey02208

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