まぶしすぎる夏の光
音雪香林
第1話 ひかり
風のある日は網戸にして
レースのカーテンをシャーっとかぶせる。
無風の日は窓を閉めてエアコンをかけて
レースのカーテンをシャーっとかぶせる。
まぶしすぎる夏の光に一枚のフィルター。
床に描かれる
影の編んだレース模様。
風のある日はゆらゆらと。
無風の日はくっきりと。
まぶしすぎる夏の光。
床にかぶさる繊細な黒いレースのカーテン。
わたしは夏が嫌いじゃない。
おわり
まぶしすぎる夏の光 音雪香林 @yukinokaori
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。