天然可愛いサキュバスが、あの手この手で癒しながら俺を堕とそうとして来るのだが【ASMR】

第8話 キスより先も……しよ？

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//場面転換

//SE　ピンポーン

//SE　玄関が開く音

「こんばんは。笛、回収するの忘れてましたね。また呼び出してくれて嬉しいです♡」

「来るの、遅くなっちゃってごめんなさい」

「でも、その代わり『今日は最後のお客様のところに出張行って、そのまま帰る』って言ってきたから……何時間でもいれますよ」

「今日は、どんな癒しをお求めですか？」

「え？　メイに会いたかった？　へへ。嬉しい。メイもあなたに会いたかった」

「じゃあ、今日は時間を気にせず、いーっぱい癒してあげる！！」//無邪気に

「ごはんにする？　それともお風呂？　それとも……」

「……メイと、イイことする？」//色っぽく

「前に、言いましたよね。あんまりプライベート空間に呼ばれると……食べたくなっちゃうって」

「笛なんてお店に来た時に返せるのに、そうしなかったってことは……そういうことだよね？」//サキュバスっぽい色気

「ってことでー！　今日は、前払いでお願いします♡　ハグと、キス……しよ？」//無邪気な感じで

//SE　ハグする音

「ぎゅうううううう」//可愛い感じで

「ねぇ、すっごいドキドキしてるね」　//耳元でささやき

「いっぱい、キスしよー？」//耳元で色っぽく

//SE　キス音

「ん、……ん、ん。気持ちい？　すっごくいい顔してたよ？」

「目が、とろとろになってきたね」

「ねぇ、人間の女の子とするより気持ちいいでしょ」

「サキュバスとのキスは、すればするほど中毒性が上がるんだよ」

「普通はサキュバスがエネルギー吸っちゃうから、たくさんは出来ないけど、

両想いだとお互い高め合えるから……飽きるまで、ずーっと出来ちゃうね」

「それが、どういうことか分かる？」

「ね、もっと……しよ？」

「ふふふ、いい顔。その顔だいすき」

「でも……その顔見せるのは、メイだけがいいな」

//SE　キス音たくさん

「……すっごい気持ちいい。でも、メイ、もうキスとハグだけじゃ、足りなくなっちゃった」

「あなたの全部が、欲しいな」

「キスより先も……しよ？」

「頭のてっぺんから足先まで、ぜーんぶ気持ちよくしてあげる」

「仕事のことも、上司のことも、あなたを振った人のことも、ぜーんぶ忘れて

あなたの頭の中ぜーんぶ、メイでいっぱいにしてあげる……」

「ね、見て、今日ね、わざと後ろが紐の服着て来たんだー」

「“紐結ぶの苦手” なんて、嘘だよ。へへ。嘘ついてごめんね。あなたをドキドキさせたかったの」

「今日は……あなたにほどいて欲しくて、この服着て来たんだー」

「お店の中じゃないから、ほどいても怒られないね」

「でも、ほどくってことは……“お客様” じゃなくなるってことは、前に話したよね

？」

「ベッド行こ？」

「サキュバスとのキスがあんなに気持ちいなら……キスより先は、どんなだろうね」

「今日は……朝までいても、いいよね？」

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「おはよー！」

「ね、ね、気持ちがいい朝だよ」

「あはは、眠そう。そりゃそうだよね、ふたりで夜更かししちゃったから……」

「でも、はじめてお店に来た頃よりいい顔になったね！」

「ねーねー、ハグしよ？　……キスも」

「へへへ、幸せ」

「え？　あなたも幸せ？　へへ、嬉しいな」

「あ、でもそろそろお仕事行かなきゃ！　え？　他の男にメイがハグとかキスとかされるの嫌だ？」

「へへへ、大丈夫だよー？　だって、ハグもキスも、あなたとしかしてないもん」

「へへ。嘘ついててごめんね？　癒し屋さんのお支払いは、ホントはみんな現金払いだけなんだー」

「だーって、メイ、あなたがチラシ拾ってくれた時、あなたに恋しちゃったんだもん。だからあなたがお店に来てくれた時、もうどうしてもあなたを堕としたくなったの」

「だからさ？　あなたをアミちゃんが担当したって聞いた時は、すごーく心配だった。嘘ついてたのバレちゃう！って」

「ねぇ、……嘘つきは嫌い？　でも、あーんなに気持ちいい夜を過ごしちゃったら、もうメイしか考えられないでしょ？」

「これからは、お店ではできなかったこと、いっぱいしてあげる」

「だから……あなたもメイのこと、いっぱい愛して♡」

―完―

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

今回の話は、第2回「G’sこえけん」音声化短編コンテストASMR部門用の作品として書いた作品となります。音声化コンテスト用としては3作品目です。

ASMR用なので、読みにくさもあったかと思いますが、お楽しみいただけていたらいいなあ。

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大変大変励みになります！

通常の小説や他のコンテスト作品もよろしくね(・ω・)ノ

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