第9話 うん、浮かれるよね
6限の授業が終わり、部活の時間だ。
私立のこの高校では部活動に力をいれ、多くの部活がインターハイ出場を目指している。
インターハイ予選はもう一ヶ月先に迫っているのだ。
だから我がサッカー部も熱気がすごい。部室の男臭さと言えばそれはそれはだ。
「日比野!外周行くぞ‼」
「先輩、またっすか…」
本当に元気な先輩だ。困ってしまう。
というか昼休みに返信したの迷惑だったかなぁ…
気のせいだったってのが一番いいんだけど。
「なにボサッとしてんだ日比野ォ!行くぞ!」
「えぇ〜」
朝も走ったのに…
先輩に言われ、いやいや着いていくとランニング前のストレッチをしている美鈴さんがいた。
すると向こうはこっちに気づいたようで、口パクで「やっほー」と手を振ってくれた。
思わずびっくりしたが僕も手を振り返す。
あ、良かった気のせいだな。
幼稚な恋でも想ってたい! ルビ @hushihikage
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