2

「俺、あぶにぃ!よろしくっす」




俺が飴を投げ渡したところで、仲間協定は締結された。




「次は、Buono、Buono。織田急ええ島線方面は

お乗り換えーー」




飴がちょうど彼の手の中に届いた時、車内のアナウンスが流れた。


慌てて立ち上がり、 反対ホームに停車していた電車に乗り換えた。




「ふー、乗り換え忘れるとこでしたよ」




一つだけ空いてる席を見つけ、あぶにぃさんに席を譲ろうと振り返ると、


彼は女児になっていた。




否。


あぶにぃさんがいると思い込んでたところに女児がいただけであった。




「ヤー!」




女児に決闘を申し込んできた。

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舞ってみた ta-rŭ-da @tarudadaruta

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