近道、差し上げます!
結音(Yuine)
人生の近道とは
「これ、あげる」
もらったクーポン券。
なに、なに?
人生……
近道……
へぇ、人生を近道出来るんだ!
ラッキー!
「これ、使います」
ん?
視界が
腰が曲がって……
あれ?
手、こんなに
『あーけーて くやしき たまてばこぉ』
なんか、
へんな歌が聞こえる。
“えー
最近は、
物価高騰のため、
漆の箱も手に入れられず。
白煙の演出も古臭いので。
クーポン券にしてみました。
お手軽でしょ!
お得感、感じられました?”
“人生、近道で、
あなたは、
人生の終着点の一歩手前まで
来ることができたんですよ。”
《ヨカッタデスネ》
近道、差し上げます! 結音(Yuine) @midsummer-violet
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます