第11話
地下に来た時の梯子を登り、元の噴水まで戻ってきた。
「いやー!驚いたっすねー まさかあんな地下があったなんて!」
「確かに。だがまだまだ脱獄までは遠いな。」
そう。俺たちは後30日後までに脱獄しなければならない。
「明日から毎日地下を探索しましょう。」
摛李さんが言った。
「そうだな。もしかしたら広場以外にも地下に行けるとこがあるかもしれないから、今日探してみよう。」
そんなことを話していると、
「おーい!待機時間は終わりだ!さっさと戻ってこい!!」
看守が叫んでいる。なんか久しぶりに見て謎の安心感があるが、とりあえず看守にとこへ行こう。
「どうだった。初めての広場は。」
「スリルやばかったっす!」
達也?その発言危ないよ??
「そうだな!特にあの遊具とかお前らも危なっかしくて面白かったんじゃないか?!」
看守がバカで助かった。
「てことで、次は刑務作業だな!」
この後刑務作業と風呂に行くのだが、これと言って脱獄に役立ちそうなものはなかった。
そしていつのまにか1日も終わり、
「てことで今日はこれで終わりだ。楽しい楽しい刑務所生活はどうだった?」
「さいこーでしたー」
「たのしかったっすー」
「つまんなかったー」
摛李さん?大丈夫そう?
「まあ、これで1日目は終了だ。牢に案内するから、さっさと来い。」
これで30分の1か。意外とあっという間だな。
その後俺たちは3人とも違う牢に案内された。
明日からまた脱獄に向けて地下へと向かう。
見つかったらマジで終わりだ。
まあそれで30日待っても終わりなんですけどね。
とにかく今日はもう寝よう。色々と疲れた。
明日に向けてしっかり寝ないとな。
そう思いながら俺は眠りについた。
脱獄日記 @kizukai
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