中学生とはノートに魔法陣を描くものだ! 描くものらしいのだ。ん……?
この物語の主人公も、授業中だというにもかかわらず、せっせとノートに精緻な魔法陣を描いていた。
どれくらい精緻かというと……、100円のボールペンのインクが、ほぼほぼそれだけで使い切れてしまうくらい……らしい?
その、精緻な魔法陣を描いたことの達成感に、主人公が思いきり浸っている時だった。
その魔法陣から妖精を名乗る生き物が召喚され、自身をリリパットと名乗った。
さぁ、それに、相対する主人公……。
総称に対して偽名を名乗ったり……。とにかく、ふたりのやりとりが楽しく、そして、なかなかにシュール!もう、いろいろと、本文から探してみてほしい。
さて、主人公が100円を拾ったくらいに、小さな願いとは……なんだと思う?
そして、この大きなオチの後にくる現実は……どんなだと思う?