ランクイン常連が思うただ一つの『だから読まれないんだよ』
羽川明
『だから読まれないんだよ』理由と改善案
羽川明です。
私の実績については今作のトップページで散々語ったので割愛します。
それでは早速、羽川が思う『だから読まれないんだよ』を発表します。
・宣伝で説明している内容がありふれていて、魅力がない
羽川が思うにもっとも致命的なのはこの一点です。
これさえ治せばPVも星もランキングの順位も大幅に改善されることでしょう。
ちなみに小説の本文は1文字もいじる必要ないです。
その理由を紹介していきます。
簡単に言うと
・勇者が魔王を倒す話です!
・両腕がない男が頭突きとキックで悪を打ち
この二つの宣伝がなされていたとき、どっちが読みたいかって話なんですよ。
よく読んでみるとこれ、実はどっちも同じ内容なんですよね。
なんなら同じ作品であってもこの二通りの宣伝ができてしまうわけです。
だってどちらも、
『正義が悪を倒す話』
なわけですからね。
何が言いたいかというと、宣伝文で語る作品の世界観設定や明かされるストーリーライン(話の流れ)はありきたりではいけませんということです。
もちろん王道でもいいし、流行りの内容だっていいです。
でも、それじゃあ「違い」が生まれません。
「違い」は「魅力」で、「魅力」は「読みたい」という感情へのトリガーです。
極端な話、
「勇者が魔王を倒すために戦いを通して成長していく冒険活劇です!」
としか言われずに絵のついていないタイトルだけの小説を5作品ぽんと置かれて、あなたはどれを読みますか?
多分、どれも読まないんじゃないですか?
手に取ったところで「違い」があるとすればタイトルくらいでしょう。
しかし、タイトルよりはるかに多い文字数で伝えることができる宣伝文で魅力をアピールできない人が、果たしてタイトルだけで「読みたい!」と思わせことができるでしょうか?
無理です。
そしてよく考えて欲しいのですが、カクヨムのWeb小説ってまさに、私がさっき言った極端な例で読まれるか読まれないか決まるんですよね。
なにせカクヨムには表紙がありませんから、
「勇者が魔王を倒すために戦いを通して成長していく冒険活劇です!」
というような短いキャッチコピーとタイトルが並んでいる中から、読者様は自分が読みたい作品を選ぶわけですよ。
そしてタイトルもキャッチコピーもありふれていて魅力ゼロなら、王道だろうと流行りものだろうと尖ったコアな作品だろうと、伝わらないので読まれませんし、わざわざ長い宣伝文句をそれ以上読む気にならないと思うんですよ。
それは果たしてあなたの作品がつまらないのがいけないのでしょうか?
・両腕がない男が頭突きとキックで悪を打ち
というお話であっても、
・勇者が魔王を倒す話です!
としか言われなかったら魅力が伝わらないので読まれないわけですよ。
ですので、悪いのはあなたの小説の内容ではない。
宣伝文が悪いのです。
ここで私が言っている宣伝文というのはお察しかとは思いますが、
・タイトル
・キャッチコピー
この二つです。私が実績を自慢した紹介文は除外して考えてください。
それではここで、SFで高順位を取った羽川の作品を見てみましょう。
・タイトル No.69《シックス・ナイン》
・キャッチコピー これは、めちゃくちゃデカいおっぱいの話だ。
いかがですか?
個性的でインパクトがあって魅力も伝わる最高の作品ですよね!(自画自賛)
ちなみに今作は投稿時間が深夜過ぎて投稿翌朝にランクインとはなりませんでしたが、その次の朝にSFの週間ランキングでいきなり66位を獲得しました。
今作、内容としては
・近未来の世界大戦で自律思考する機械と戦う
というマジでどっかで一度は聞いたことがあるであろう、かなりありきたりな世界観設定です。
具体名を出すと私が炎上するでしょうから控えますが、こんな二番
そうは思いませんか?
せっかく面白い作品を何万、何十万文字と書いているのに、たった数十文字の宣伝文をこだわらなかったせいでランキング圏外。
そんな現実とおさらばできる作者様が一人でも多く現れることを願っております。
以上
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ランクイン常連が思うただ一つの『だから読まれないんだよ』 羽川明 @zensyu
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