第7話

朔夜side

「みーちゃん……」

俺は紫音と綴を抱きながらみーちゃんの桶をずっと見る。あのときみーちゃんに危害を加えた女の人はお金で解決しようとしたが、俺はその女を地獄まで追い詰めてやろうと思った。みーちゃんの両親と俺の両親は俺を心配し、色々と話を聞いてくれる。だけど俺の愛しの人はもういない。

「うー、あー!」

「あー、あーあー!」

紫音と綴が突然なにかをしだし、ハイハイする。するとなぜか棺桶を2人ともポンポンと叩く。俺はなにかに気づく。それは

「手紙……?」

「朔夜くんへ。

きっとこれを読んでるってことは私はこの世にはいないよね。私のことを忘れないで。それと紫音と綴をよろしくね。紫音はお転婆で私に似てるけど音楽が大好きなの。綴はよく1人で本を読んでいるから読み聞かせてをしてあげてね。1人にしてごめんね。だけど私はずっと上から見てるから。またひまわり畑で2人で鬼ごっこしたいなぁ。大爆笑は何万回だっていい。だけど悲しみに暮れないで。人生はうまいかない。だからおもしろいの。3人で一緒に強く歩いてね

美椰より」












5年後



「「いってきまーす!」」

「あ、2人とも忘れ物ない?」

「「うん!」」

「よっし!さっくん号しゅっぱつー?」

「しんこー!」

俺たちは青空の元で今日もまた新しい1歩を踏む。家に咲いてるひまわりが俺たちを照らすように笑っていた

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向日葵畑でまた君と出逢えたら 明智 依毬 @moonlight52

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