第2話 STΦRY①
今回はできるだけ短歌の形式に沿わせて一つのストーリーを伝えられるだろうかという挑戦の元、執筆しております。
あんまり短歌っぽくない、という感想はなしでお願いします。(自分としては、今回は本当にある種の言葉遊びだと思っておりますので。)
それでは、始まり始まり―――。
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以下、◎で区切られているところは、
時間の違い
あるいは観測者の移行を示しています。
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◎あぁこれは いつの日か見た 恋の夢 ただただ頬を 伝うは涙
◎アスファルト 空気揺らめく 散歩道 並んで二人 自転車押す手
近づいて 耳をすませば 波の音 数える君の 青白い指
自転車で 送り届けて 『また明日。』 カレンダーにある 小さな赤丸
君は来ず 島の神社の 境内にて 空に浮かんだ 大輪の花
◎『また明日。』 貴方の言葉 頷けず 我に確かな 明日などなく
深夜二時 まどろみの中 見てた夢 腕から取れぬ 数多のチューブ
ベッドから 恨めしく見る 赤い浴衣 聞こえる花火の 空虚な響き
こっそりと 線香花火 二人きり 一回だけの 夏の思い出
短歌を置く わふにゃう。 @wafunyau889
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