禅問答になりつつ、教える羽生の心境は複雑だけど潔いですね。届かない場所だから、四季みたいに戦う事が出来ない。わかっていても届かない、「プレイヤー」でない解説者である自分を再認識させられてしまう。技法や道筋が頭でわかっていても描けない絶望、小説と同じです( ;∀;)
作者からの返信
後の世代に託す。
というのは、難しくて、迷う。それに、悔しい。
そんな感じです。
早速のコメント感謝します。
「小説と同じ」
確かにそうですね。
禅問答は、できるだけここまで避けていたんですが、
静、羽生。
この二人の”画家”という人間のやり取りを書くにあたって、どうしも必要になってしまいました。
やっぱり……うん。
小説を書くのは難しく、楽しいものですね!
「余裕色」という新たな色の名前が生まれた瞬間は、特に心に残りました。
それぞれの色が持つ独自の感情や意味を通じて、人生の様々な側面を探求する試みは、すごく興味深かったです。
作者からの返信
自分にない色。
静の色に対する認識は独特です。
『余裕色』は、そんな静にとってすごく大切で、好きな色になったんです。
だから羽生は聞かなかった……自分の知らない色なのに。