File.100 トラウマの解消

『主人格!!起きろって!!もう朝だぞ!!』


誰かが俺を呼んでいる気がする…魁兄の声ではないし…黒でもないし…


「う〜ん…君は誰?起こしてくれたのは凄い感謝しているんだけど、黒でもないみたいだし…翠でもないみたいだし…」


『俺のことはどう呼んでくれても構わないからさ…とりあえず学校に行く準備をしろ!!この後話をしたいからな…今日はバスで行けないか?』


「バス?行けなくもないけど…」


『よし!!バスに乗ったら話があるからしっかりと話しを聞けよ?良いな?』


「わかったから…とりあえずこれから準備をするからさ、すこし語りかけないでくれない?」


『わかった』


俺はそこから学校に行く準備をした…今日は美紀さんと一緒に行く予定はないから、一先ず安心というか…約束していたらたとえ、中の人格のお願いだとしても叶えてあげるのは難しかっただろうな…


準備を終えて、家を出た後にいつもはあまり使わないバス停へと歩き始める…バス停の前では沢山の人がバスが来るのを待っていた…


「ふぅ…いつもとは違うから間に合わないかもって思った…まさかバスが後2分くらいでくるとは思わなかった…」


『バスは予定とは違う時間で来ることもあるから安心しておけ…早くなることもあるし、遅くなることもある…だいたい時間通りに来れば安心だ』


「まぁそうなんだけどさ…」


『後、喋らないで心のなかで会話しろ…お前が恥ずかしくないなら良いけど、周りから見たら結構ヤバい人だって思われてもおかしくないぞ?』


「それはそうかも…じゃあこれからは心のなかで会話するから」


『…はぁ』


さっきから俺のことを見ている人が多いな〜って思ってたんだけど…これが原因だったのかも?


『俺の言葉は聞こえているか?』


聞こえているよ…それで?話って何?


『それはな…お前の体のコントロールを借りたいんだ!!』


…ついこの前、俺の体のコントロールを渡した相手がいるんだけどさ…それからというもの何処か違和感を感じるんだよね…


『そいつに関してはお前さんが言う所の黒が対処してくれている…安心してくれ』


わかった…でも、どうして俺の体のコントロールを借りたいの?君たち人格は俺の体のコントロールを強引にでも取ることが可能なんじゃないか?


『強引に取るのは絶対に駄目なんだ…理由は大きく分けると2つあるんだ』


へぇ〜1つ目は?


『1つ目はな、強引に取った場合に起きる弊害の多さだ…弊害と行っても結構あるんだが、お前の体が強引に取ろうとした場合に抵抗するだろうから、同意を得るのが一番良いんだ…』


そうなんだ…だから同意を得ようとしてくる子が居たのか…


『そのとおりだ…2つ目はその抵抗をした時に俺等が危険な目に遭う可能性があるんだ…詳しく言うことは出来ないが、簡単に言えば俺らの存在が希薄になっていくんだよ…俺らも詳しくは理解してないんだけどな?』


詳しく理解してないんだ…


『そりゃあ理解してないさ…まず、挑戦しようとしたやつが居ないからな』


結構代償というか、なんというか…重いんだね?


『そう言われると重いかもな…気にしてないからあまり気づかなかったけどな?』


バスに乗って今日は学校に行くため、時間がかかる…着く直前まで話し合うとしよう…








今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!


祝完結!!甲子園用の作品を置いていきます!!

殺人鬼に恋した女子高生

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これからも自分の趣味として投稿していきますよ!!明日の投稿はちょっと難しくなるかも知れませんが…


なんかいきなりで困惑しますよね…でも、こういう風になってしまうかもって前々から思ってたことあるんですよね…


それと、遅れましたが☆1000を突破しました!!ここまで頑張れたのは私の作品を毎日毎日見てくださる皆さんのおかげです!!本当にありがとうございます!!


新作も現在考えておりまして、そちらは『』をメインにした復讐のお話にしようと思っています!!完成次第公開させていただきますので、興味のある方はぜひ見に来てくださいね?


明日の深夜くらいには投稿できたら良いな〜って思ってます!!


それでは!!

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