File.99 人格同士の会話
「現在此処に居るのは、俺を含めて4名…ここに来ていない内で俺が把握しているのは、ボディーガード候補の彼で俺の管理下にあるから基本的に脱走は不可だ…他に把握しているのは、数名しか居ないんだが…俺が把握していない者の中の内、把握している者はいるか?居たら場所を教えてもらえると嬉しい」
「俺は一人だけだが知っているぞ?主人格の事を調べたいって言って、あの場所に行ってるやつが居るらしいぞ?」
「わかった…あの場所だな?あそこに行ってるなら後で主人格について調べたことを聞いてみようかな?」
「黒…それは素晴らしい考えだな!!主人格については沢山調べているが、あいつに関してはまだ分かってないことも多いだろうし、真面目に調べているかわからないからな!!あいつの性格上、しっかり調べるだろうけど、もしかすると真面目に調べないかも知れないからな!!」
「お前は結構酷いことを言うんだなぁ…あいつはしっかりと調べるだろうよ…それじゃあこっちはこっちでやらなくちゃいけないことをやろうか…」
「そうだな…黒はこれから何をするんだ?」
「俺は基本的に、主人格の治療について調べることにしている…既にたくさん調べてはいるが、まだまだ足りないんだ…」
「今までどんな事を調べたんだよ?俺にも教えてくれよ」
「前に共有しておいただろ…まぁ良いか…俺が現在調べているのは、心的外傷…いわゆるトラウマってやつだな…これをどうすれば解消することができるのかってのを現在考察中だ」
「ほぉ〜それで?解消法ってのは分かっているのか?」
「そうだな…主人格は沢山の経験をしてきたからなぁ…それら全てで解決に導かないと厳しいかも知れない…だから簡単に言えば外部の…いや当事者共にも協力して貰う必要があるかもな?」
「協力するのは不可能だろう…心的外傷を与えてきたんだろう?まぁこれからはトラウマとでも呼べばいいか…で、俺の意見を言わせてもらうとな?当事者が謝るってことは絶対にないんだ分かるか?そいつらはプライドが高いことが多いんだ…」
「プライド?」
「そうだ…例えば、イジメをしてきた男が居たとしよう…イジメが発覚して被害者にその男は謝れと言われた…でも、その男が謝罪する確率はどれくらいだろうな?普通に考えてみればイジメをするような人間が、謝罪をするなんてことは考えられないだろうな!!」
「そうだな…俺も全く同じ意見だ…その話に限れば、イジメをしてくるような人間が謝罪をするとは考えられない…するとしても心からの謝罪ではなく上辺だけの謝罪だろうな…」
「黒…俺に一つ考えがあるんだ」
「どんな考えか教えてくれ」
「簡単に言えば、俺が当事者共のことを調べて謝罪させる…心からの謝罪をさせてやるよ」
「どんな手段を使うのか走らないが、危険なことはしないでくれよ?それに、対象は多数いるぞ?どれほどの時間をかけるつもりだ?」
「時間をそれほどかけるつもりはないな…でも、時間がかかったとしても俺は謝罪させてやるよ」
「かなり危険な手段になるだろうな…主人格がいきなり体のコントロールを取り返したりしたらどうする?状況によっては大変なことになるぞ?」
「事前に数日間体を借りてもいいか?って聞いとくよ…安心しとけ!!俺がしっかりとやっておくよ」
話し合いは続く…
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