File.98 話し合い-続-
「なぁ…黒はさ、どうして俺に対してここまで優しくしてくれるの?それに、俺の事をいつも見守ってくれているの知っているんだよ?」
『知ってたんだ…いつも君のことが心配だったんだよ…君はいつも無茶をするから、俺は昔から君のことを見ることにしていたんだ…』
「やっぱり昔から見ていてくれたんだね…時折視線を感じる時があったんだ…最近になって、もしかすると君なのかな?って思ってたんだ…」
『そうなのか…俺だって気づいてたのか…』
「正確にはここ最近気づいただけなんだけどね…夢で語りかけてきたのも君であってる?あの夢の中で、黒い羽を背中にはやしていた感じの人であってる?」
『あのときのことを覚えているんだ…その夢での俺の姿は、君のイメージなだけだから安心して?俺はそんな姿じゃないからね?』
「というかさ…人格ってどういう定義なの?姿が見えたのはどうしてなんだろう…」
『俺もわからないんだけどさ…そこはあんまり気にしないでくれ…というか話し合いのはずなのに、もう話し合いをしている感じがないね…』
「それはそうだね…これから課題をしようと思ってるんだけど、手伝ってくれないか?」
『主人格の頼みとあれば手伝わない訳にはいかないな…それで?俺に何を手伝ってほしいのか正確に言ってくれ…例えば数学なら三角関数の範囲がわからないです!!みたいな感じでさ』
「俺の思考でも読んだでしょ…数学の三角関数の範囲でこの問題がわからないんだけど…黒はできる?」
『この程度の問題なら大丈夫だ…もっと専門的というか応用するものになってくると難しくなるけど、基礎的な問題であれば一つも間違いなく解けるはずだ』
「どうやって解くのか順に説明して?俺答えだけ言われてもわからないからさ…」
『そこに答えが載った紙があるだろ…それに、解説が載っているだろうからそれを見るのが一番だと思うぞ?俺が得意なのはあくまで仲裁なんかの対話とかだ…こういう数学とかはあんまり好きじゃないし、得意でもないぞ?』
「俺は答えが載った紙よりも君の解説を聞いたほうが百倍意味があると思ってるよ?理由は、人から教えてもらう内容のほうが頭に入りやすい気がするから…ってところかな?」
『俺のことを頼ってくれるのは非常に嬉しいことだけど、絶対に解説を読んだほうが早いと思うぞ?それに間違っていることは殆どないはずだ…人から教えてもらうのは確かに頭に入りやすいかも知れないが、間違った知識を身に着けてしまうという危険性もある…』
「大丈夫だって!!俺は黒のこと信用してるから!!」
『まぁ良いか…とりあえず一番最初の問題から解いていくとしよう…それじゃあ一番最初の問題は、まず…』
そこからは黒による課題の解説が始まった…黒の解説は非常にわかりやすかった…
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新作も現在考えておりまして、そちらは『嘘告』をメインにした復讐のお話にしようと思っています!!完成次第公開させていただきますので、興味のある方はぜひ見に来てくださいね?
明日の深夜くらいには投稿できたら良いな〜って思ってます!!
それでは!!
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