File.97 話し合い
「どうしたの?急に話しかけてきて…」
『少し前に話し合いたいって連絡をしたよね?それをやっておきたいと思って…時間は今大丈夫かな?』
「俺は大丈夫だよ?黒は話しかけてきたってことは大丈夫なんだよね?」
『時間は大丈夫だ!!なんなら今日は一日中話し合っても良いんだぞ?』
「流石に一日中話すのは勘弁してほしいなぁ〜色々と課題もあるし…」
『大丈夫さ!!そんなに話し合うことはないだろうから、楽しく会話する感じで話し合おう?』
俺はうなずくとベッドに横になった…何故横になったのかと言うと、彼からの指示だからだ…彼いわくこの体勢で居たほうが楽に話し合いができるらしい…長時間ずっと話す予定はないらしいが、ずっと話すのはやっぱり精神的にくるらしい…だから、なるべく安静にしておけば多少は軽減されるはずだ…
『それじゃあ話し合いを始めるとしよう…まずは君の体のコントロールを勝手に取った犯人について話そうか』
「それ!!一番気になってたんだよね!!結局誰が俺の体のコントロールを勝手に取ったの?俺に最近接触してきたあの人格かな?」
『…ちなみに言うとあの女ではないからな?』
「そうじゃなくてさ…俺に食事と課題をやってあげるって接触してきた男の人格なのかな?もしかして彼であってる?」
『そうだよ…彼について詳しく知りたいかい?』
「うん…今までいろんな人格に会ってきたけど、ほとんど全員のことを知らないからさ…詳しいことを語ってくれる人格はあまり居ないし…黒とかももっと自分自身のことを教えてくれても良いんだけど?」
『俺の事を知りたいの?まぁ…主人格の頼みとあれば、次の機会にでも俺のことを教えてあげるよ』
「ありがとう…それで、彼について知っていることある?」
『知っているよ…彼は、君のボディーガードみたいなものだよ…簡単に言えば主人格である君に危険が迫った時に、彼が体のコントロールを取ってその危険から最大限遠のかせてくれるんだよ』
「へぇ〜俺のことを守ってくれてるんだ…でもさ、その人格が俺の体のコントロールを取ったとして、何をしたのかわからないのは致命的だと思うんだよね…」
『というと?』
「もし、仮にその人格がボディーガードだとしても、どんな行動をしたのかは把握したいなってこと…君は自分の体を知らない内に使われているのに、何をしたのかわからないのは怖くない?」
『それはそうかもしれないな…あいつが変なことをしないように調整はする予定だけど、君にもあいつが何をしたのか分かるように工夫しておくよ』
「ありがとう…それ以外にはなにかあるの?」
『そうだな〜主人格との入れ替わりの仕組みとかは全部説明したしな…』
「入れ替わりと言うか、体のコントロールの仕組みみたいのは全部教えてもらったよ?」
『他に説明することと言えば…他の人格について詳しい説明でもしたほうが良いかな?俺は他の人格たちとコミュニケーションを多く取ってきたから、知ってることも多いぞ?』
「それじゃあ教えてよ!!俺はさっきも言ったけど、全員のことを知りたいんだ…」
そこから俺と黒はひたすら話し合った…黒との話し合いは夜まで続いた
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それと、遅れましたが100話到達しました!!ここまで頑張れてきたのは皆さんのおかげです!!今後も視点移動が多いかもしれませんがご了承ください!!
新作も現在考えておりまして、そちらは『嘘告』をメインにした復讐のお話にしようと思っています!!完成次第公開させていただきますので、興味のある方はぜひ見に来てくださいね?
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