File.96 日常(別視点)

私が生まれたのは、いつだっただろうか…思い出すことは出来ないけど私が生まれた時には既に数人の人格が居たと思う…


私が生まれた原因は主人格の初恋だったっけ?全然覚えてないけど私の容姿はその初恋の相手に相当引っ張られているらしい…


主人格が名付けた黒という名前をそのまま借りるなら、彼は私達の仲介人と言えばいいだろうか?体のコントロールを一時的にでも取るためには彼と相談するのが一番楽なのだ…彼は私を含めた沢山の人格たちとコミュニケーションを取って、変に揉め事に発展したりしないように注意しているらしい…


主人格の初恋はたしか中学生になってからだったかな?結局告白なんてすることが出来ずに終わってしまったらしいけど、それも一つの経験なのかもな〜って思ってたんだよね…でも最近になってちょっと後悔していることがある


あの冤罪によって大きく心が傷ついてしまった主人格に変わって、黒が大きく動いたりして様々な人格達が一斉に活動を始めたらしい…まぁ私もその一人なんだけどね?


でも主人格に好意的な人格が多いから、今回の場合はむしろ主人格が立ち直るために役立ったんじゃないかな?少なからず主人格も黒や翠だっけ?彼らとはいい感じにやってるみたいだし…


…と、それは置いといて…私もそろそろおしゃれしてみたいと言うか〜男の体だけど、顔も悪くないしむしろかっこいい感じだから、私が最悪女子用の店で買物をしても大丈夫なんじゃない?


最悪、その都度私が『私は〜この体を使わせてもらってる他の人格なんです〜』みたいな感じで行けば大丈夫なんじゃないか?それで追い出したりする人は居ないだろうし…


話は変わるけど…今日始めて主人格と話した感じ、主人格はどうしても甘いというか〜騙そうと思えばこれじゃあ簡単にだませちゃうじゃん…多分だけど騙せると思う人格も居るだろうね…


本人が把握しているって事は、強制的に体のコントロールをとったりでもしたら完全に拒否されるようになっちゃうだろうなぁ〜本人の同意を得てからじゃないとこれからは難しいのかも…


私以外にも主人格と話をしたいって子がいるけど、これだと当分の間できなくなるだろうし…ちょっと可愛そうだな〜




『…お前さっきっから話し過ぎだ…何をそんなに喋ってるんだ』


「噂をすれば黒っちが来たじゃん」


『黒っちってなんだよ…まぁ良いや』


「主人格君に一つ頼まれてたんだけどさ〜だれが体のコントロールをとってたの?体の疲れが取れないっていってたよ?これ以上下手に干渉するのは止めておいたほうが良いんじゃない?」


『そのとおりだ…だけど止めようとしても、無視をして主人格に話しかけに行ったりするようなやつが居るからな!!』


「もしかして〜私のこと言ってる?」


『そうだよ!!俺がせっかく他の人格同士で喧嘩しないようにしたり、忠告したりして上手いこと調整していたのに!!邪魔をしないでくれよ』


「はぁ〜しょうがないわね…」


『納得したならそれでいい…それとこの後、俺は主人格と今後のことについて話し合おうと思っているから、その間に邪魔が入らないようにお前が他の奴らを見て回ってこい…できるよな?お嬢様?』


「あんたちょっと馬鹿にしたでしょ!!でも、一部を除きますがほぼ全員と会ったことがあるし良いか〜」


『頼んだぞ?今回ばかりは絶対に邪魔をされたくないんだよ…俺たちにも関わってくるからな?』


「分かってるわよ…安心して頂戴!!」


『頼んだぞ?』


「そんなに念押ししなくても大丈夫よ!!」


黒と会話するのは意外と怖いのよね〜なんというか常に威圧されている感じがするというか…主人格とか翠とかはよく喋ってられるな〜初めてみた時は本当にびっくりしたな〜








今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!


祝完結!!甲子園用の作品を置いていきます!!

殺人鬼に恋した女子高生

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これからも自分の趣味として投稿していきますよ!!明日の投稿はちょっと難しくなるかも知れませんが…


なんかいきなりで困惑しますよね…でも、こういう風になってしまうかもって前々から思ってたことあるんですよね…


それと、遅れましたが100話到達しました!!ここまで頑張れてきたのは皆さんのおかげです!!今後も視点移動が多いかもしれませんがご了承ください!!


新作も現在考えておりまして、そちらは『』をメインにした復讐のお話にしようと思っています!!完成次第公開させていただきますので、興味のある方はぜひ見に来てくださいね?

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