File.87 旅行⑦
それから、翌日になり体調が悪くなること無く朝を迎えることが出来た…そして、朝食を取り観光名所を回った…
「今日は沢山色んなところを回ったね…後もう少しで13時になるから、昼食に行こうか…」
「昼食は何処にいくの?」
「鮎の塩焼きを食べようかな〜って思ってたからさ…あそこのお店でどうかな?」
「良いと思うよ…食事代とか大丈夫?」
「安心しろ…ホテルに数日間泊まることができるくらいの金は持ってきてるさ…だから、どんな物を頼んでもいいぞ?」
「ありがとう…それじゃあ昼食に行こう!!」
「私もそれで大丈夫よ…お父さんは鮎とかの魚系は食べれるっけ?」
「大丈夫だよ…俺が食べることが出来ないのは鮭だけだからさ!!鮎とかは好きな魚の部類に入るね…鮎の塩焼きなんて、小学生の時を思い出すな〜美紀は覚えてるかな?鮎の手づかみみたいなので鮎の塩焼きを作ってもらったときのことをさ…」
「あ〜覚えてるよ!!ぬめぬめしててあんまり好きじゃなかったな〜」
「あの時の美紀は可愛かったな〜今も可愛いけどあの時は幼さゆえの可愛さと言うか…」
「そんな事はいいの!!とりあえず中に行くよ!!」
美紀さんと零斗さんは途中で話をしていたが、すぐに話しを終えてこっちに歩いてきた…
そして昼食を取った後、再び観光名所を回り時間が過ぎていった…そして気づけば帰りの新幹線の時間が迫ってきていた…
「そろそろこの旅行も終わりですね…先輩はどうですか?息抜きにでもなりましたか?」
「そうだね…仕事を忘れて休むことが出来て久しぶりに楽しめたよ!!多分美紀も楽しめたと思うし!!」
「私も楽しめたよ!!道中皆とお話もしたしね?」
「翔太は大丈夫か?やっぱり疲れているみたいだけど…」
「さっきまで全員寝てたのによく言うよ…タクシーで移動してて、俺以外が全員寝てるのを見た時は流石にびっくりしたよ…」
「あはは…その節は起こしてくれてありがとうね翔太君…」
「いえいえ…零斗さんは別にいいんですけど…魁兄は特段なにかしたっけ?」
「う〜んルート検索くらいかな?それでも仕事はしたぞ?」
「はぁ〜まぁ良いか!!それじゃあ帰りの新幹線に乗りましょう!!」
こうして俺の旅行は終わった…少しずつ気を引き締めながら今後は生活していかないとな…零斗さんの方も楽しめたみたいだし今度また誘ってみようかな!!
俺は、魁兄と小学生の頃から知り合っていたものの、思い出を作ることはなかったし、その機会もなかった…でもこうやって思い出を一緒に作ることが出来て嬉しいな!!
「魁兄はこの二日間楽しかった?」
「ん?楽しめたぞ…それに、最近は全然休みを取ってなかったからな…まともに休みを取れて本当に嬉しかったよ!!」
「まぁ何であれ、嬉しかったなら良かった…魁兄は、明日からまた仕事が始まるの?」
「そうだね…基本的にはまた仕事が始まるかな…とりあえず楽なタイプの仕事をするかな…」
「弁護士にも楽な仕事ってあるの?」
「まぁ個人的に楽ってだけだけどね…他の人から見たら殆ど変わらないと思うよ?」
「へぇ〜とりあえず今後もお仕事頑張ってね?」
「ありがとうな〜この旅行のお陰で先輩と更に仲を深めることが出来た…あの人は頑なに自分の家族のことを語ろうとしなかったんだけど、ようやくまともに先輩の話を聞くことが出来たよ…正直先輩と話すのは楽しいんだけど、会話が続かなくなることもあってね…翔太は先輩と上手くやってるみたいだね?」
「零斗さんは意外と喋りやすいです…年の離れた友人?的な感じですかね…」
「翔太も明日からはまた勉強しないといけないからな…頑張れよ?」
「うん!!この旅行で気分を変えることが出来たよ!!」
「それなら良かった…テストの結果を見て、『あの時もっと頑張っておけばよかった〜』って何内容に頑張りなよ?もちろん無理をして倒れてしまうのが一番だめだけどさ?」
「そうだね!!」
魁兄と、零斗さん…俺、美紀さんを乗せた新幹線は俺たちが乗ってきた最寄りの駅に向かって走り出す…
今日も見てくれてありがとうございます!!
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