File.84 旅行③
ホテルに着くと魁兄は俺に向かって話しかけてきた…
「美紀ちゃんと零斗さんを連れて、あそこに居てくれないか?俺は先に宿泊の料金を支払ってきちゃうからさ?」
「わかったよ!!それじゃあ伝えてくるね?」
俺は魁兄に言われた通り、零斗さんと美紀さんに話しかける…
「零斗さん!!美紀さんと一緒にあちらで待っててください!!」
「翔太くんはどうするんだい?魁戸君と一緒に受付のところにいるのかい?」
「俺は零斗さんたちと一緒に、そこに居ますよ!!とりあえず座ってください!!」
「ずっと立ってるのかと思ってたよ!!そこのソファーでいいかな?」
「そこのソファーでいいと思います…美紀さんも零斗さんと一緒に先に言っててください!!俺は少しトイレにいかせてもらいます」
「いってらっしゃい?迷わないでよ?」
「迷いませんよ…館内にも案内があるんですから、迷うはず無いじゃないですか…」
「それもそうか!!」
俺は正面に飾ってある案内を見ながらトイレに行った…ホテルだからか、俺が野球部で合宿に行った時のホテルのトイレより遥かに綺麗だった…
「ここのトイレはキレイだなぁ…こんな事言うのもあれだけど、学校のトイレよりもキレイだ…」
トイレで用を済ませた後、先程の場所へ戻ると魁兄もそこに座っていた…
「あれ?魁兄もう精算済ませたの?」
「あぁ…精算も終わったから、早速部屋に行こう!!ちなみに別館だから楽しんでくれよ?風呂も貸し切りだから後で入ってきてくれよ?」
「風呂の貸し切りがあるの?」
「風呂の貸し切りは、18:00〜だから、だいたい2時間位は館内で遊んでいてくれ」
「館内で遊ぶって言ったって…そんな施設あるの?」
「一応、クレーンゲームもあるしメダルゲームもあるぞ?まぁ専門施設に比べれば少ないけど…」
「そりゃあここはホテルだからね…それ以外になにかあったりするの?」
「一応フロントで聞けば、色んなゲーム貸してもらえるよ?人生ゲームとか、チェスとか、将棋とか…」
「へぇ〜後で借りてみようかな?」
「良いと思うぞ?それと、普通の風呂は空いているからそっちならすぐに入れるけど…」
「私入ってきたいんだけど…良いかな?」
「入ってきてもいいよ?時間は全然あるからね…楽しんでおいで?」
「ありがとう!!それじゃあ準備してから行ってくるね!!」
美紀さんはすぐに準備をして、風呂に行ってしまった…
「魁兄はこれからどうするの?美紀さんみたいに風呂でも入ってくるの?」
「いや〜それはどうしようかな…貸し切りの風呂もあるし…」
「俺等は部屋で話すとするよ…翔太くんはどうするの?」
「どうしましょう…フロントでなにか買ってきても良いんですけど…」
「お土産を買ってきちゃえば?もしくは、食事までの時間的に何をしてきてもいいよ」
「先程、案内を見ましたがカフェがあったのでカフェで飲み物を飲んできます」
「後で場所を送ってくれるかい?俺もそこに後で行くとするよ」
「魁兄も来るんですか?」
「嫌なのかい?」
「そういう意味で言ったんじゃなくて…一人で飲んでみたいな〜って思っててさ」
「一人で飲みたいなんて…雰囲気でも楽しみたいのか?」
「それもあるけど…落ち着いて飲んでみたいなって思ってさ!!」
「そうか~翔太もそんなことを考えることができるくらいまでには回復したか…良かったな…」
「翔太君もこの機会に疲れを落としてくださいね?翔太君自身は疲れていないかもしれませんが、心は疲れているはずです…しっかりと休息を取ることも、今後の生活に関わってくると思いますよ」
「そうですね…この機会にしっかりと休息を取らさせていただきますよ」
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