File.81 課題完了
「あ〜課題が終わった!!」
俺はついに学校から出された課題をすべて終わらせた…此処まで来るのに時間はかかったものの、夏休みの序盤の方に終わらすことが出来てよかった…課題を終わらせるのがあとになるほどつらくなるからさっさとやって正解だったな…
「これで、後は魁兄が来るのを待つだけか…」
俺が魁兄を待っているのには理由がある…以前、『旅行に行こう!!』と俺がいった時に魁兄が出かけたタイミングでいくつか資料を持ってくると言ってくれた…一応温泉が多い『鬼怒川の方にしようか?』みたいな感じで今は進んでいる…
「この子も一緒に行けるのかな…でも連れて行っても、この子が温泉に入れるわけじゃないしな…」
此処で俺は一つ思い出した…スマホを手にとってクラスの人と連絡を取る…
「課題の所を送って欲しいって言ってたからな…送ってあげないと彼らも困っちゃうだろうし…」
俺は自分の課題を写真にとって、ラインで送ってあげた…
「これで皆の負担が消えるならいいか…別に送ることに労力はあまり必要じゃないし…」
俺はまだ部活には入っていないから、あまり忙しくないが部活に入ったら忙しくなるから今回のように課題をさっさと終わらせることは不可能になるだろう…
「今日中に提出しなくちゃいけない課題は…数学の問題と、理科のプリントか…どっちにしろ写真に取らなくちゃいけなかったじゃん…」
永明学校は、新入生及び転入生にはタブレット端末もしくは、ノートPCが支給されるのだ…そしてノートPCが支給されたのだが、写真機能を搭載しているため、その機能を使ってノートのページや、プリントを取って送るという作業をしなくてはいけない…
「この写真機能は、使いやすいとは思うんだけど…パソコンを落としそうになるからあまり使いたくはないな…」
ちなみに設定の一部の機能やゲームを入れる機能は制限されている…それと、その制限されている機能以外は基本的に制限されていないので犯罪行為をしなければ大丈夫だと言っていた…
俺は写真機能を使い、数学の問題と理科のプリントを写真に取った…そして、クラスルームと呼ばれるところで先生に提出をした…
「これで今日の課題は完璧に終了っと…次は何をしようかな…」
俺は次に何をするか考えた…そして久しぶりにゲームをしてみる事にした…
「あの事件があってからは全然ゲームなんてやれなかったし…」
ゲーム自体は好きだったけど、あの事件が起きてからは余裕がなかった…家族にも見放されてしまったし…何よりも心にゲームをする余裕がなかった…
ゲームは、今でも楽しいと思うけど…息抜きでやるくらいがちょうどいいと思う…本気でゲームをプレイしている人たちのことを否定するわけじゃないけど、ゲームで生活するのは、楽しいだろうけど多分途中からつらくなると思う…
「ふぅ…ここのソファーは相変わらずいいな…こっちに来てからずっとこのソファーに座ってたいよ…」
このソファーは魁兄いわく、『弁護士事務所を作った当初から置いてあるソファー』で結構お値段もしたそう…座り心地が良いから俺も自室に欲しいなぁ…
「魁兄にこのソファーは何処で買ったのか教えてもらうとするか!!」
そうしてソファーに座った状態でゲームを始めようとすると、膝の上に少しの重みを感じた…そこには、ハーツが居た…
「いつの間にこんな所に…さっきまでケージに居たはずなんだけどな…」
よく見るとケージの鍵が空いていたようだ…これは完全に失敗した…
「しかも寝ちゃってるし…これは起こさないようにするか…」
俺は先程までの音量よりも低くして、ハーツのことを撫でながらゲームをしていた…
「スマホから音楽が聞こえてきたから、電話かな?」
俺は電話をかけてきた人の名前が魁兄であることを確認した後、電話を繋いだ…
「もしもし?」
『今から帰るから、玄関を開けといてくれ頼んだぞ〜』
「わかった」
俺は起こさないようにゆっくりと移動させてあげた後、玄関の扉を開けた…
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