File.47 懺悔 (家族視点)

皆さんにアンケートを取りたいな〜って思ってます…内容としては、過去編?みたいのってやって欲しい人が居るかどうかですね…具体的には小学生くらいの話でいいんじゃないかな〜って思ってます。是非ご回答ください!!







「ふぅ…私の娘はどうしてこうなってしまったんだろうな…昔は可愛くて素直に言うことを聞いてくれるいい子だったのに…」


昔のことを思い出しながらも、どうやって謝らせるか考えていた…一対一ならともかく、他の人がいる前では絶対に謝らないだろう…でも普通に考えてそれくらいしてこそ謝罪の意味があるというものだ…


謝らせたいが本人は翔太に対して謝るつもりはなく、それ以上に何故か恨んでいる…恨んでいる理由は知らないが、どうにかして謝らせないと…でもどうやれば…


「あいつは自分が本当に不利な状況にならなければ、謝罪なんてしないだろう…それに親である儂を頼っている…それなら謝らなければ今までしてきた援助を全て回収し、親子の縁を切るとでも言えば、翔太に謝ってくれるか?」


結局思いつく物の中で一番重いのがそれだった…実行しようと思えばそれ以上に重いのを行うことが出来たが、リスクが高い…それにこの前持ってきてもらったものを使わなくて済むかも知れないし…


「難しいな…これが儂に関わりがない者だったらな…冷酷な判断だって簡単に下せるのに…娘だからかどうしてもそこまで厳しいのを下せないな…はぁ…」


儂にとってあんな娘でも大事な子だ…思い出がたくさんあるし、何より死んだばあさんとの子だ…そこまで厳しいのをしてもいいのか?という葛藤がある…


判断に迷いながらも、娘を呼び出して伝えることにした…


「水美…お前にいわなくちゃいけないことがある…」


「何?私いろんなことしてて忙しいんだけど」


「…このままお前が態度を改めない場合、この家から出て言ってもらうことにする。加えて、お前に今まで毎月してきた援助分はすべて回収する。」


「はぁ?急にどうしたのよ!!」


「お前が翔太に謝らないのが悪いんだ…もし翔太に謝ると言うならこの処置は止める。」


「だから私が謝る必要はないのよ!!だってあいつが悪かったんだもん!!」


「…実の息子を信じない母親がいるか!!」


「…」


「だいたい…お前ら親が、子供を信じてやれなかったことが今回最も大きい過失だろう!!」


「…」


「なにか言ったらどうなんだ!!」


「うっ…ごめんなさい…」


「…あのなぁ…儂に謝ってどうするんだ…謝るべき相手に謝ってこい…儂はそれで許す…いいな?」


「うん…」


「…(本当に謝るだろうか…昔から嘘をつくのは得意だったからな…謝ってくれるのが一番だが、万が一謝らなかったら本当に処置をしなくてはいけない…準備をしなくては…)」


水美が謝ってくれれば全て解決だ…翔太に会って変な気でも起こさ無いといいが…




佐々都(父親)視点


俺はあの1件以降、もう家族に会わないことを決めた…本当はあのときアイツのことを信じてやっていれば良かったのかも知れない…俺は現在北海道で農家をやっている…


「はぁ…やることが多いけど、あそこで一人奮闘するよりかはこっちで時間の限りこうやって野菜を育てている方が良いのかもな…」


会社はしっかりと倒産した…元々経営はギリギリだったし、しょうがない節があった…それにこうやって野菜を育てていると他人を気にしなくて良いから好きだ…


「…結婚なんてしなければよかったのかもな…結婚せずにこうやって一人労働して誰にも看取られずに死ぬのも良かったのかも知れないな…それにあいつらにも申し訳なかったな…」


中学生の時の同級生のやつで、借金まみれのやつが居た…そいつのことを同窓会の時に馬鹿にしたが…今は俺も馬鹿にされる側だろうな…他にも農家になるって言ってたやつを馬鹿にしてたな…今こうやってやっていると、北海道の農家は一般企業に努めているサラリーマンよりかは遥かに儲かる…


「馬鹿にしてきた奴らに最後謝りたかったな…でも俺はこの地でもう過ごす…余命がつきて死ぬまで…」


北海道に行ったのは子供の時…楽しかったな…あの時は…


社長になったものの、結局は落ちぶれて…その原因は俺が自分の子供を信じれなかったこと…人を道具としてみるのはだめだったんだな…一次はうまく言っても結局はこうやって没落していくのか…はは…


「この謝罪が届くとは思わないが…本当に…済まなかった…」


謝罪が届いているのなら…俺を馬鹿にでもしてくれ…実の息子を信じれなかった…家族を信じることが出来ず、その上他人を道具としてみていた俺を…







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見てくれてありがとうございます!!


週間ランキング5位以内を維持することを目標に頑張っています!!また、本日の目標数の星やフォローをしてくれると嬉しいです!!皆さんからの応援コメントも楽しみにしています!!


現在3位!!大体この作品の投稿を始めてから2週間くらいは経過したかな?次の小説も今考えているんですが、恋愛とファンタジーどっちのほうを投稿したほうが良いんでしょうか…ファンタジーのほうがストックは比較的多いんですけど…皆様的にはどっちが良いですか?


ファンタジーの小説って…なんか書きやすいと思うのは気の所為でしょうか…なんというか恋愛よりかはスラスラ出てくるんですよね…でもファンタジーはランキング上げるのむずいですね…


そう言えば、皆様が見てくれているおかげで、甲子園用の作品も好調です!!後もう少しで書き上げることができるんですけど…時間が思った以上にかかってます…申し訳ない!!


カクヨム甲子園用の作品完成しました!!短編になりますが、20000文字を予定しているので、よろしくお願いします!!


殺人鬼に恋した女子高生

https://kakuyomu.jp/works/16817330660613916378/episodes/16817330660665494728


入賞目指して頑張るぞい!!ただ完成までめちゃくちゃ時間がかかってる〜(泣)応募終了までに頑張って終わらせないと!!











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