第8話 大団円

 この時、捜査本部には、二つの大きな事件のカギとなる話が、二人の人物によってもたらされた。

 あの場所で、大きな事件にはなっていないが、暴行事件やひったくりなどの事件が多発しているとは言われてきたが、その被害に遭ったのが、まさかこんなに身近にいよとは思いお寄らなかったことで、ある意味警察官としての限界を思い知りもしたが、長谷川巡査がついていてくれたことで、一人の女の子が救われたということに、自分たちも救われた気がしたからだった。

 しかも、その二人から、今回の事件の重大な情報まで貰えるなどと、何と長谷川巡査に礼を言えばいいのか分からない。

 捜査本部にいる人たちは、長谷川巡査と、お美紀ちゃんの勇気とその観察力に敬意を表し、その発言を二人に委ねることにした。

 話し始めのタイミングを任せることにしたのだ。

 もちろん、話の中で興奮してくれば、こちらからもいくらでも質問が飛び出すことになるだろうが、どこまで話が発展するかは、この時点では分からなかった。

――それにしても、長谷川巡査というのは、どういう人なんだ?

 と辰巳刑事は気になっていた。

 長谷川巡査とは事件が起こってからの初動捜査で何度も一緒になっているが、細かいことによく気が付く警官として、捜査するうえで、これほどやりやすい、

「パートナー」

 はいないと思っていた。

 巡査だからと言って、決して刑事が偉いんだという感覚にもっていかせない、そんな雰囲気を感じさせる唯一といっていいかも知れない存在である。

「私は、被害届を彼女が出さないと言っていた連続暴行、あるいはひったくり事件を、密かに追いかけていたんです。時には私服になった非番の時でも、非番の状態で動いていましたそれを知っているのは女将だけだったんですが、最近、お美紀ちゃんにもバレたようなんです。皆さんは、露風のカウンターの一番奥の席に座っている男が、いかがわしい裏風俗の男であることを知っているでしょう? 私は、暴行班を捜査しているうちに、そんないかがわしい風俗までもが存在していることを知り、本当に愕然としてしまったんです。一見何もないと思える平和な街であっても、一歩入り込んでしまうと、まるで犯罪の巣窟が渦巻いているように思うと、こんなにゾッとすることはなかったです。誰がいつ、お美紀ちゃんのような目に遭うか分からない。お美紀ちゃんの場合は彼女の意志を尊重したえど、本当はそれではいけないんじゃないか? 警察官としてではなく、人間として、そんな連中が許せない。そういうジレンマに襲われてしまって、しばらくどうしていいか分からなくなりました。そこで発見されたのが、あの三橋の死体でした。やつは、いかがわしい裏風俗の片棒を担いでいました。気の弱そうな客を見つけては、喧嘩を吹っ掛ける役だったんですね。そこで、気落ちした暴行を受けた気の弱い男性に、囁きかける初老の男がいる。まんまと引っかかった男は、女がいる巣窟へと誘い込まれるという寸法なわけですよ。愛艇よっては、それがゆすりの対象にもなる。そんな連中を見つけた私は本当に愕然としましたね。しかも、やつらが最近の暴行ひったくりを計画していたんですよ。犯罪にならない程度にことを起こして、警察の目をそっちに引き付けることで、裏風俗を守っていたんですね。でも、本当の暴行魔やひったくり犯は別にいる。それを一緒に見ていたことが、却ってこの事件を複雑にしていたんです。でも、殺人事件の捜査だけは、どうしてお一方だけを見てしまう。だから、殺人事件もこのままいけば、ずっと平行線をたどったままになってしまって、解決はしないのではないかと私なりに思っていました。本当はそれではいけないと分かっているんですが、下手に裏風z句に入り込んでしまうと、今まで必死に隠そうとしてきた人に迷惑がかかるのではと思うと、私にはどうしても、このことを捜査本部に進言することはできませんでした。本当に申し訳ないことをしたと、私は深く反省しています」

 という、長い長谷川巡査の話が終わった。

「いや、いいんだ。よく話をしてくれたと私は思っている」

 と本部長がいうと、同じように清水警部補も、二人の刑事も頷いていた。

 横を見ると、涙ぐみながら、必死に長谷川巡査を見つめているお美紀ちゃんの姿が凛々しく感じられるほどである。今の捜査本部は、その日が始まった時とはまったく違う様相を呈してきたのだった。

「それにしても、裏風俗が話題にならないのは、何かの勢力に守られているんだろうか?」

 と、辰巳刑事が言った。

「もし、そうだとそれが、今回の殺人事件は、『トカゲの尻尾切り』で終わってしまうかも知れませんね」

 と、山崎刑事がいった。

 それを聞いた捜査員は一様に苦虫を噛み潰したような表情になったが、この表情は、最初にここに姿を現した時の長谷川巡査に似ていた。そのことを皆分かっていたのか、犯罪そのものが理不尽なものであることを象徴しているかのようであった。

「ところで、長谷川巡査は、独自に捜査を続けていて、どこまで掴んだのかな?」

 と清水警部補にいわれて、我に返った長谷川巡査は、清水警部補が向けてくれた話題に感謝したようで、

「そう、そうなんですよ。やつらの一人、きっと、この間お二人が見たと思われる男を追いかけて、やつらのアジトのようなところを発見したんです。最初の頃はやつらもかなり警戒していなのか、誰かに追跡されているという意識を持っていたようなんですが、やつらも手の内を見せなかったんですが、今はそれが慣れに繋がったのか、警戒が極端に薄れたんです。普通に尾行していると、やつらのアジトが分かったんですよ」

 と長谷川巡査がいったが、長谷川巡査としては、自分の手柄としてひけらかしているようすはない。

 それを謙虚と取るか、他に意味があるのかすぐには分からなかったが、

「その時に、偶然、見つけてしまったんです」

 と、長谷川巡査が続けた。

「何をだい?」

「倉庫のようなところがあって、そこで二人の男が待っていて。何やら話をしていたんですが、奥の方に、少し黒い何かがついているのが見えたんです。最初はペンキだと思ったんですが。、ペンキがあるような雰囲気の場所ではなかったんです。しかも、その黒い色が元は真っ赤だったような気がしてくると、そのシミは、飛び散ったものがついたという感じがしたんです。それで、鮮血の痕だと思うと、私はすぐに我に返って、その場を立ち去りました。正直、どうしていいか分からなかったんです。別の目的で尾行していたはずなのに、まさかそこで鮮血らしきものが見えたかと思うと、ここで何かの犯罪が行われたと思いました。それでこの間辰巳刑事のお話にあった『殺害現場は別にあった』という話を思い出したです。しかも、この間の話の中で、被害者の三橋という男が問題の席に座っていたということが分かると、急に怖くなったんです、最初は仲間割れかと思いました。でも、実はそうではなく、いろいろ見ているうちに、あの男が殺される理由は、組織お中ではなかったんですよ、あるとすれば例の不倫相手が絡んでいると思ったんですが、どうなんでしょう?」

「なるほど、不倫相手の女は相当のワルに思えたので、ひょっとすると、裏風俗に絡んでいたかも知れないね。絡んでいなかったとしても、あの男から自分の素行か何かをネタに脅迫されているとすれば、それが殺害の動機になる。あの女であれば、組織に罪を重ねるかのように、あの場所で殺害しておけば。犯行をやつらに着せることができる。だが、やつらとすれば、被害者があそこで見つかることだけは避けたかった。それで、あの場所に死体を移動させたという考えもできますよね。あの場所に移動させたことで、あそこで暴行未遂やひったくり未遂が起こっていることを逆に印象付けさせて。逆に今回の事件との関連性のなさを強調しようとする考えが働いたのかも知れないですね」

 と清水警部補が言った。

「でも、やつらの後ろには大きな力が働いているとすれば、裏の組織の指示があったとも言えるでしょうね。やつらのやり方は、結構、細かいところが節目になって、何重にも積み重ねられた欺瞞が、渦巻いているということなのかも知れないですね」

 と、辰巳刑事が補足するように話した。

「ということは、この事件の本当の犯人は。松岡結子で、その共犯として、罪を着せようとした相手が保身のため、本意ではないまでも、彼女の思惑通りに動くことで、成立した犯罪なのかも知れないな」

 と、清水警部補がいうと、

「それを最初から彼女が計算していたことだとすれば、本当に悪魔のような女だと言えるんじゃないでしょうか? 本当ならそんな人であってほしくないとは思いますが、状況はすべて、そのことを暗示しているようで、私はそれの方が普通の頭で理解できることに思えるんです」

 と辰巳刑事がいうと、

「あの女を今、検挙しておかないと、今の辰巳刑事のような女であれば、これから、第二第三の事件が起こらないとも限らないね」

「普通なら、ゆっくり証拠を固めて堕としていくものなんだろうけど、あの女に限っては、変に小尾を固めてからなどという悠長なことをしているよりも、一気に片を付ける方がいいかも知れませんね。そういう意味で、例の裏風俗の団体を袁虚子、やつらの方から攻めていくというのも手ですよね」

「ただ、そうなると、裏風俗の奥を解明することはできないよ。もう少し泳がすのが本来なら作戦なのではないかな?」

 と清水警部補が言うと、

「確かにそうなんだけど、結局はトカゲ尻尾きり」になってしまうのであれば、死体遺棄も余罪として追いつめて。少し組織に警察の権威を示すというのも、一つの手かも知れない。やつらにとっても、あの女は、『悪魔の女』と言えるのではないだろうか?」

 と、さっきまでじっと黙って聞いていた門倉本部長が答えた。

「とにかく、まずは犯行現場の特定が先決ですよね。そしてそこからどれだけの証拠が出てくるかそれが問題なんじゃないでしょうか?」

 と辰巳刑事がいうと、

「でも、あの女はある程度自分の計画に自信を持っているような気がするんですよ。そうなると、証拠は意外と簡単に残しているんじゃないだろうか?」

 と清水警部補が言った。

「お美紀ちゃんはお店でお給仕をしているんだから、被害者の三橋のことはよく知っているんだよね?」

「ええ、知っています。女将さんもよく知っていると思いますよ。女将さんからは、あの席に座る人には気を付けるように言われていたので、あの席に座る人では、長谷川さん以外の人皆。怪しいとしか思えなくなったくらいです。あの人は、どこまで悪い人なのかと思って見ていたんですが、いつも目が座っていて、何かに焦っているかのように見えました。今から思えば、何か脅されていたんじゃないかと思いました。他の男性も似たり寄ったりで、ひょっとすると、人に脅迫されてあそこにいたんじゃないかと思うんです。だから、本当のワルなのかどうか、今ではよく分からなくなりました」

 とお美紀ちゃんは言った。

「お美紀ちゃんは優しいね」

 と、長谷川巡査が声をかけると、長谷川巡査にしがみつくようにしているお美紀ちゃんを見ると、本当に新鮮に感じられる。

 男を騙して裏風俗を営んでいる連中もいるかと思えば、長谷川巡査とお美紀ちゃんのような純愛もある。さらに、あの悪魔の女のように、同時に何人もの男性と不倫を繰り返し、さらにその目的が分からないような状態が、悪魔の悪魔たるゆえんなのではないdろうか?

「そういえば、あの悪魔の女が不倫を繰り返す理由は何かあるんだろうか?」

 辰巳刑事は呟いた。

「それに関しては、これと言った情報はなかったな。いろいろな説がたくさんありすぎて。分からなくなっているようなんだ。極端にいえば、知っている一人一人が全部違った解釈を持っている。曖昧ではあるが、ベールに包まれているという感じかな?」

 という話を山崎刑事から聞いた清水警部補は、露骨に嫌な顔をして。

「それがあの女の正体なんだ。故意なのか無意識なのか分からないが、まわりに本質を掴ませないそのテクニックは、あの女の本性なんだろうな。そういう意味で、あの女の本性はどれだけあるというんだろう? 無限にありそうな気がするな。もうこうなると、『卑怯なコウモリ』という程度の問題ではなくなっていると思うんだ」

 と、話していた。

 門倉本部長は、目をつぶって聞いていたが、びくともしないようだった。少しの間、存在を消しているかのようであったが、それを見ていたのは、清水警部補だった。

 こういう話になってきた時、まず清水警部補は、門倉本部長を気にしていた。

 何かを思いつめているように見えてしまうのは、それだけ彼の責任感から来るものに思えたのだ。

 どうしても奥に控えている見えない勢力。自分たちには何もできないというやるせない思いが、ジレンマとなり、門倉本部長を責めさいなんでいるようだ。

 その思いは清水警部補にも分かっている、今回の捜査が片付いても、事件の根本が解決するわけではない。

「まさか、裏風俗にあの女が絡んでいるということはないんだろうな?」

 と、辰巳刑事がボソッと呟いた。

 それを聞いてさすがに門倉本部長はビクッとしたが、すぐに動かなくなった。清水警部補としては、

――それは言ってはいけないことではないか――

 と思ったが、口に出すことはしなかった。

「でも、どうして長谷川巡査は、ここでの裏風俗の秘密を知ったんだい?」

 と訊かれて、

「お美紀ちゃんが暴行未遂を受けた時、最初僕は、女将さんから疑われていたようなんです、女将さんからすれば、お美紀ちゃんの将来を考えて、この事件を明るみにはしたくなかったんですね。だから、私が警察関係者ということで、どうしても、すぐに信じてくれなかった、でも、お美紀ちゃんに対して真剣に接しているうちに分かってくれるようになったんです。そうなってくると、早かったですね。僕に対しての信頼が高まってくると、清水さんには言えないようなことも僕に相談してくれるようになりました。それがありがたいところで、次第に、他の人に話せないことでも話してくれるようになり、あの秘密を知ったんです。でも、きっと僕だったら、警察の上層部に話してもいいと思ってくれたんでしょうね。でも、僕は話さなかった。店の常連だとそれが警察にバレたことで店がバラしたと分かると思ったからです。だから何も言いませんでした。そのうえで、密かに見張っていたというわけなんですよ」

 と、長谷川巡査は素直に答えた。

 予想通りの回答に、質問者である清水警部補は、物足りなさはありながら、想像通りというわけで、安心もしていた。

「ところで、殺された三橋が、鬱病でそのために健忘症のようだったというのは?」

 と清水警部補が、今度は山崎刑事に聞いた。

「ええ、彼の主治医に遭ってきました。どうやらそこにウソはないようだったんですが、鬱病の原因は、何かのショックによるものだったということです。外部から受けた傷ではなく、精神的に病んでいたということだったので、突発性というよりも、恒常性と言った方がいいということでした。徐々に症状が重たくなっていって、次第に何もかもがおかしくなってきたようでした。彼が殺されたというのも、鬱病が原因で、フラフラしていたところを、何か見てはいけないものを見たことで殺されたのかも知れませんね。ひょっとすると、浮気相手が、この裏風俗に関係があったとか、そうなると、彼女の浮気相手というのは、この女によって、何かしら利用されているのかも知れないですね」

 と言った。

「他の浮気相手には、何か怪しいところはなかったのか?」

 「はい、斉藤祐也に関しては、こちらでも少し調べがついているかと思いますが、どうも組織の片棒を担いでいるようですね。ただのチンピラにしかすぎませんが、あの女の手下になって、そのうちに、優しい言葉を掛ける役をやらされそうな雰囲気ですね」

「じゃ、小田切おさむの方は?」

「やつにはしょせん、何もできないと思います。ひょっとすると、彼女が何かあった時、最後の捨て駒のつもりでいるのかも知れないですね。考えてみれば、小田切という男は今までのあの女の関係の中で一番長いんです。そして、そのせいもあってか、一番危なくないところにいるのが、やつだったんです」

 という報告があった。

「じゃあ、あの女は今までにも恋人をとっかえひっかえだったわけだ。それも何かに利用するために」

「そういうことですね、本当に悪魔のような女だと言っても過言ではないでしょう。だが、あの女は決して表に出ないようになっていたはずなんですが、今回の三橋の殺害で、鉄壁だった牙城が崩れ始めてるのではないかと思うんです。そういう意味では、やつらの自業自得が招いた風穴だと言えるんじゃないでしょうか?」

「こんな連中だったら、裏風俗だけで満足するようなことはないんだろうな。きっと裏風俗のさらに裏には何か大きな陰謀が渦巻いていて、この裏風俗が摘発された時、その裏に潜む何重にも張り巡らされた牙城が顔を出すかも知れない。だが、我々はそれを分かっていても一つ一つ潰していかなければいけない。何しろ日本は法治国家なのだから、法に抵触するようなことをしてはいけない。まずは、やつらの牙城を一つずつ潰していこうではないか」

 と門倉本部長は劇を飛ばした。


 それから、次第にやつらの牙城が崩れていく。

 一番の問題は、小田切おさむの死体が、暴走して海に突っ込んだ車の中から発見された。かなりのアルコールを摂取していて、借金があることを苦にしての自殺とされた。

 なるほど、小田切があのオンナから離れられないのは、肉体に溺れていたというよりも借金を背負わせていたからだった。しかも、小田切はシャブ中毒にされていて、そのために借金を重ねることになったという。

 本当に松岡結子という女は悪魔の女だった。

 だが、悪魔だったのは、組織によって守られていたからだった。

 いよいよ彼女のまわりが危うくなってくると、今度は、余計なものの抹殺に走った。

 しかし、その抹殺は結局は自分が抹殺されるための演出でしかなかったのだ。次第に追い詰められていく結子、とうとう、自分の捨て駒であった小田切を抹殺する手段に出たのだが、小田切を抹殺するということは、彼女にとって捨て駒を失うだけではなく、それまで表に出ていなかったあくどいやり口を公表することになる。

 遅かれ早かれ、あの女は終わりだったのだ。

 自業自得といえばそれまでなのだが、彼女自体が捨て駒で、追い詰められたことで、果たしてどうなるか?

 彼女への逮捕状はすでに申請中であったが、寸でで彼女は失踪する。そんな状態に、

「結局は、またしてもいたちごっこを繰り返すだけか」

 と言って、落胆する捜査本部であったが、事件としては解決したのだ。

 これを機会に悪いことばかりではなかった。

 長谷川巡査とお美紀ちゃんの結婚の話がもたらされたのは、ちょうど、松岡結子の逮捕状が発行され、それと同時に失踪してしまったことで、全国指名手配されたことであった。

「本当に生きた状態で見つかるんだろうか?」

 そんな恐ろしい発言を払いのけるかのように、長谷川巡査とお美紀ちゃんの満面の笑顔が捜査本部に一筋の光明をもたらしていたのだった……。


                  (  完  )

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悪魔のオンナ 森本 晃次 @kakku

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