森本　晃次

実はオカルトのお話で、さらに、ＳＦ的な発想からでた話であるが、殺人事件が発端ということで、ジャンルは、ミステリーということにしておこう。人間には、自分の中にいろいろな発想であった…

「結婚」、「社会体制」などというものが、「数式で解決できる」という発想から、いろいろな発想が生まれてきて。そこには、「正対するもの」という発想が浮かんで切るのであった。さらに、ロ…

この話は、ＳＦなのか、オカルトなのか迷いましたが、アイテムがＳＦなので、ＳＦをジャンルとします。タイムトラベルには、３つあり、タイムスリップ、タイムリープ、リピートとあるが、それ…

最近の異常気象の中、１月も終わり２月という寒い時期になってきた。会社の帰りにその日は会社の仲間と飲みに行ったが、帰りになじみのお風呂屋さんに寄ることにした。前に相手をしてもらった…

父親による価値観の押し付けというものが一人の青年を苦しめていた。子供の頃から、「人とかかわりを持たなければいけない」という教育を受けてきて、苦手なものでも、強引な父親の教育が、ま…

人と関わりたくないという山崎という男がいるが、父親の教育によっての、パワハラ案件のようになっていた。生まれた時代があまりにも違うことで起こった悲劇なのかも知れないが、山崎は。趣味…

タクシードライバーの男が、馴染みの喫茶店によって、そこで死体を発見する。その死体とが別に距離的には微妙なところで血痕だけが発見され、それは途中で途切れていた。この事件が、少し前に…

世の中には対になるものがたくさんある。特に人間の中にもたくさんある。その対になるものが、微妙に結びついているのではないか？　ということを考えるのが、今回のお話である。物語というよ…

「精神疾患というものが蔓延する」ということが問題になっていた。時代は、世界的なパンデミックというものに直面し、それまでの考えでは通用しない時代に入ってきたのだ。犯罪の多様性の問題…

今回の話は、途中が途切れたかのようになっているが、これはタイトルに由来しているということで、前半と後半で考え方が違う話として見ていただけるといいかも知れない。恋愛の縺れなどで起こ…

一人の女の子が、思春期からずっと恋愛関係になれるような男性がいないまま、中学、高校と過ごしてきて、大学に入ってからも、友達はできたが、彼氏は、相変わらずできなかった。その女の子、…

今回のお話は、オカルトに限りなく近いミステリーというところでしょうか？　中学生で万引きをした西島少年の話から始まる。店長に対して無表情で何も言わないことから、警察に通報され、やっ…

生まれたての乳児が誘拐されるという事件が起こった。だが、その誘拐は、未遂ではないが、結局、誘拐された事実にかわりはないが、それ以降何事もなく、赤ん坊は両親の元に返された。そして、…

腐乱死体が見つかったが、首を絞められてから刺し殺されたり、刺し殺された後に首を絞められるという似たような事件が次々に見つかった。少ししてから、政界や財界を牛耳っていると言われる西…

昭和を代表するといってもいい家族に、「父親の威厳」というものがある。それが、「バブルの崩壊」という大事件によって、社会の事情がまったく変わってしまったことで、家族の立場や構成もま…

ある大学で、殺人事件が起こった。普通に解決できる事件のように思えたが、実際にはそういう事件ではなく、不可解な事件であり、被害者が誰なのか、いくら探しても見つからない。そのまま迷宮…

バスから降りて住宅街を自宅に向かっていた男が、後ろからふいに一人の男に殴られて昏倒する。目が覚めると、ケガは大したことなかったが、一部の記憶が抜けていた。しかし、不思議なことに彼…

交換殺人というものが、完全犯罪であるということになれば、それはハイリスクハイリターンというものである。それを、島村という男が計画しようと、大学のサークルで考えていて、交換殺人を中…

小学生の一年生の頃から、「自分が天才ではないか」と思っている佐伯陽介少年だったが、そのくせ、「１＋１＝２」という公式をまったく理解していなかった。小学３年生の頃になって、やっと納…

「中の下」、「下の上」という関係性。それが、まるで、必要悪と偽善、あるいは、詐欺のようなものとの関係であるということを考えていると、百貨店でフロアマネージャーを懲戒解雇された男の…

Ｋ大学のミステリーサークルから独立した佐土原は、自分たちで、「殺害方法に特化したサークル」ということで、「黒薔薇研究会」というものを発足した。四天王として、佐土原を中心とした「毒…

一周まわって考える考え方であったり、三つ巴や三すくみと言った。３つの絡む考え方。そして、自分が生きがいを持った暮らしをしていこうと望むことであったり、曜日ごとに違う犯罪が起こって…

城址公園として整備されたところが三つある街で、その三つにおいて、白骨死体が見つかるという事件があった。その死体は、すでに死後１０年経っているということであったが、そのうちの一つだ…

「情けは人のためならず」ということわざがあるが、これは、本来の意味とはまったく正反対の誤用されやすい話として考えられる。それは、まるでおとぎ話の浦島太郎の話のように、それが途中で…

双子というものは神秘的なもので、「天才児」というものが生まれるということと、切っても切り離せないようであった。タイムマシンを開発した久保氏と、そこの長である博士とは、お互いに、双…

今回の小説もジャンルが分かりにくいもので、とりあえずミステリーにしました。記憶喪失者が増えてくると、それを何とか取り戻そうとするのだが、それが果たしていいことなのかが問題である。…

令和５年、解決しなければいけない問題。それが、未来に導かれていた。「人間消失事件」というものがあり、半世紀前に似たような話が特撮であったのだった。そこに宇宙人の存在が見え隠れし、…

ある街において、一人の政治家が現れるのだが、その政治家というものには、当たり前のように、参謀と呼ばれる人がついていた。その人間が殺されることになるのだが、この政治家は、かつての、…

馴染みの店の常連の老人が殺された。あまり話をしたわけではないが、なぜか気になる人だったのだ。その死体を発見したのは、主人公である「田丸」だったが、田丸は、帰途の神社で死体を発見し…

物語の最初から、まるでわらしべ長者現象のように、発想が広がっていく。その広がりであったり、転送をいくら繰り返そうとも、最後には、元に戻ってくるということで、結局は、元々ラストシー…

このお話は、相沢という一人の男の人生の中で、女関係の話が、波乱であったということで、それが、最終的に、輪廻するものだということに気が付いた。人生の中で、女とのかかわり方がよかった…

いろいろなことが考えられる「都市伝説」として、その共通点が、「悪魔の紋章」というもので、それぞれのパターンから描いてみました。最初は、ミステリータッチにしようかとも思いましたが、…

ある街の神社の裏道のような支道で、男の死体が発見された、それは「首なし死体」であり、捜索願を探ってみたが分からなかった、被害者は外人ということは分かったのだが、捜査が進展しないと…

一人の男を付け狙っている人間が二人いた。一人は、堕胎させられた女性であり、もう一人は、この男に彼女を寝取られた男性であった。お互いに、殺意というところまではないのだが、そこに、さ…

世界的なパンデミック禍、緊急事態宣言が出されている間に、飲食店では、「空き巣」が流行っていた。それを防止するために、「警備隊」を結成したが、その時、一人の刺殺死体を発見した。その…

青山という男が、会社からの帰りに、月明かりの中で、目撃した「墓あばき」ともいえる罰当たりな所業。翌日には、その場所に、今度は死体があったのだった。警察が捜査に乗り出すが、被害者の…

※この作品は、作者中編小説、３５０作品目です。ある日、友達と映画に行った帰り道、バスを降りてから、少し行ったところで、暗闇の中で、人が襲われているのを発見した。首を絞められていた…

今回の作品は、ミステリーとしているのは、一種の謎解きという発想からで、「探偵小説の派生型」という意味でのミステリーではありません。対という発想から、ある日つかさの友達のいちかが、…

釘宮りえは、中学時代から書いている小説の中で、絶えず、有限無限という発想を頭に思い浮かべていた。フィクションの無限性、あるいは、歴史の無限性、そして、中学時代に遭ったひき逃げの際…

かすみは、すべての答えを求めるようになっていたが、それは恋愛や結婚に対してのことであったが、子供の頃から、夢というものを考えていると、そこで、目が覚める時に、中途覚醒というものが…

何事もルーティンにしておかないと忘れるという考えがある、歴史というものを考えて、そこに答えを求めるのは難しいことであるが、かすみの頭の中には、何か、他の人にはない記憶があったりす…

一軒のスナックに、ちょうど同じくらいに三人の常連ができた。それぞれに性格が違っているし、年齢も違っている。そんな三人を店の女の子、あかねがいつも見つめていた。そんな中、「夢の共有…

歴史の話から入るこの小説は、生殺与奪の権利であったり、精神疾患を患っていた記憶を持ったまま、話が展開することになるのだが、それが、記憶というものと、時系列というものが、交差する世…

戦後の日本と戦前の日本を比較して考えていると、戦後復興の後に出てきた「ロボットマンガ」があったが、そこに繋がるまでの話と、その結末とが、時代背景というものをつかさどるということに…

朝倉青年は、子供の頃から、ＳＦ的な発想を抱くのが好きで、それと歴史的な事実と真実を結び付けるのが好きだった。そんな彼が小説を書くうえで、「多重な夢」や「合わせ鏡の夢」などというも…

大学の研究所である、山之内教授の下で、坂巻助手は、いろいろな発想を頭に描きなから研究をしていた。タイムスリップであったりタイムリープなど、さらに、「前世」などという発想から、宗教…

今回の作品は、小説のアイデアをひねり出すためにどのような思考回路が働いているかということをテーマに考えたものです。「真実と事実」、「過去と未来」、「原因と結果」などという、対比す…

作者も分からない、曖昧な作品になってしまった。一人の女が殺された。その女が何をたくらんでいるのか、実に曖昧な小説で、内容も漠然としていて、ただ、復讐というものが重なっているだけだ…

「１０分前の女」という話があるが、自分と同じ女が、ちょうど１０分前に来ていて、好きな男性と愛し合っていた。遠藤はそんな本を読んでいると、ＳＦチックな夢を見て、それがいかに、「自然…

中学時代に見たデジャブを思い出すと、そこは、生まれる前の時代であった、「舗装されていない道路」という意識があった。そして大学時代になると、今度は、前に読んだ小説の、タイムループに…