第95話 古い戦争/新しい戦争 🌐



 イスラム組織ハマスによるイスラエル側への大規模攻撃で始まった紛争は、背後の国々を巻きこんで拡大しそうで、ウクライナへのロシア侵攻問題が霞みそうな状況。まさに降って湧いたような(イスラエル・パレスチナの両国はそうでないにしても)新たな脅威に世界中が固唾を呑んでいますが、この先、どうなるのでしょうか。(;_:)


 こういうシチュエーションが生じると、またしても一部から声があがりそうなのが「古い戦争のことなど語っている場合じゃない、目の前の戦争を云々すべき」というご意見。はい、拙作『積乱雲は見ていた/語り継ぐ戦争 🎆』〈全76話〉への。https://kakuyomu.jp/works/16816452221173006937



      💫



 世界でなにか起きるたびに同じことの繰り返しですので、もう慣れましたし(笑)過去の記録の検証よりingのジャーナリスティックこそとする風潮に対して弁明する気はさらさらありませんが、実際のところ、どうなんでしょうね、過去or神が宿るといわれる細部を知らずして、地球の未来を語ることはできないと思うのですが……。


 戦国期の鉄砲導入前と後では紀元前と後ぐらい様相が異なるのと同様にミサイルや核兵器が登場する前と後では比較にならないと言われたりもしますが、人と人が殺戮し合い、罪なき人びとが生活の根底や命まで奪われる戦争の根本に、少しも変わりはないでしょうし、むしろ、そこが揺らぐと人類はベクトルを誤ると思うのです。🦖




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