第5話 始まりのやり直し 後編
「とは意気込んで進んだものの、マジでここどこ?」
意気込んで進んだはいいが、絶賛迷子である。
「やっぱり、その場の勢いで進むもんじゃないな…どーしよ」
そこで俺には創造魔法があることを思い出す。
「そーだ!
創造魔法で道を調べたり、見つけたり、何なら転移とかの魔法作ればいいじゃん!」
俺は創造魔法を発動する。
「転移魔法創造!!」
が、何も起きない。
「あれ?なんでだ?」
そこで俺は、ステータスを開いて創造魔法を確認してみることにした。
【創造魔法】
・自分が想像でき、理や現象や現生をある程度理解したものを魔法として創造できる。
また創造に対しMPを消費し、複雑になるほど消費量が増える。
創造した魔法の使用にもMPが消費される。
「まじかよ…」
確認するとそれは、俺が思っていた創造魔法よりもシビアだった。
「えぇー…どーすのよこれ
今の俺、MP10なんすけど…」
神様よ、もう少し優しくしてよ…と、思わなくもない。
「まぁ色々やってみるか」
割と切り替えの早い俺である。
んー、でも何ができるかなぁ
完全に転移とかは無理だな
できなかったし。
となると後は何かな〜…
「あ、サーチならいけるんじゃ?
早速やってみるか。」
(まずは想像からだな。
そうだな、センサーみたいなんじで周りの様子がわかる感じで。
理は感知だな。たぶん。
そして現生と現象か。
魔力を飛ばしてできる的な?
こんな感じでいいのか?
わからんけど、やってみるかな?)
少々ふわっとしている気もするが、
創造魔法を発動してみる。
「創造魔法サーチ!」
〈サーチ創造成功。
消費されるMPは自分を中心に、半径五キロにつき1MP消費される。
ステータス開示時の表記ON-OFF可能〉
と、頭の中に響いてくる。
「うぉ!?
…できるとこんな感じでわかるのか。
とりあえず少し休んだら使ってみるか。
ステータス見たらMP8も消えてたし」
逃げた先でのやり直しは頑張ります!〜異世界逃走記 ロングアゴーン @takg4
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。逃げた先でのやり直しは頑張ります!〜異世界逃走記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます