第2話 準備

コンコン




「失礼します。」




もしかして……?




「制服を届けに参りました。」


「やったー!!!見せて、見せて!」




わぁ~かわいい!!制服は、白のブレザーに赤いリボン、チェックのプリーツスカートというものだった。




「ねぇ、何ていう学校に入るのか知ってる?」


「確か……氷花ひょうか学園だったはずです。」


「へぇ~」




そうなんだ。どんな学校だろう。制服すごくかわいいし、学校もかわいいのかな~




「氷花学園は、私立なの?」


「そのはずです。」




あ~なんだか明日の学校が楽しみになってきた。




「分かった、ありがとう。もう出て行っていいわ。」




ううん……何を準備すればいいんだろう。とりあえず使いそうなものを持っていけばいいかな……?




「セシル、いる?」


「はいっ、リリカ様」




セシルは私の専属のメイドだ。




「学校、何をもっていけばいいかな……」


「えっと……これとこれと……」




波乱万丈すぎる学園生活が待っているとは露知らず、リリアは学校へ行く準備を進めた。

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私の学園生活 〜プリンセスは溺愛されすぎて困ってます〜 珍獣 リリー @tinnjyuu

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