今、何をしていますか?
@death31
消えないんだよ
これは私の中にいつでも変わらず存在しているいじめっ子の話。暴力的描写があります。ご了承の上、お読みください。ただ此処に殴り書きをするだけの話です。
ふとした瞬間に子供の頃に私を苛めていた一人の存在を思い出します。仕事の途中、落ち込んでいる時、何もしていない時…いや、基本的にはどういう時でも出ることもあったり無かったり。
私は幼稚園の頃から小学生卒業まで一人の子から苛めを受けていた。8年間もの間。今、思えば私も私で何か問題があったのかも知れない。もしも相手を傷付けてしまうことがあれば…と思う反面も。けれど、やらかした側の記憶は無いに等しいから何とも言えない。今回は一旦、私に非がないという設定にして殴り書いていく。
幼稚園に入園してから気付くと私は毎日、苛めを受けていた。本人も苛めだと自覚せずにやっていたんじゃないか。ストレス解消の一つの手段としてやっていた可能性もあったかも知れない。仲間外れにされたり馬鹿にされたり…とは言え私も訳の分からない言動を繰り返していた記憶は何と無くあったので、これが原因の一つかも知れず自業自得のパターンも。と…ついつい自分が悪いと思ってしまう。話は戻そう。
苛めっ子は女の子。成績も良く運動神経も良く、勝ち気でお母さんっ子で毎日習い事をやっている本当に優秀な子だった。尊敬すべき点が山程あるが私は恐怖する相手で毎日、幼稚園へ通うのが怖かった。しかも一人で遊んでばかりで友達と言える友達も実際は居ないに等しいもので助けも呼べなかった。助けを求めるという手段すら分からなかった。苛めの内容だが、よくある仲間外れや馬鹿にしてくるのがメイン。特に覚えているのか小学生の時にやられた小枝で私を指しながら「このこと言ったら、これ飲ますからね」の言葉だった。他にもあっただろうが、これらの記憶がひたすら無限ループしているのだ。もう20年は前のことなのに昨日あった出来事かの様に思い出してしまっている。
私が幼稚園、小学校へ通っている時は全て彼女が同じクラスに存在していた。辛かった。クラス替えは無かったのかと?幼稚園はあったけれど、小学校は人数が非常に少なくクラス替えする余地すら無かったのだ。もう直ぐに、その小学校は廃校となるが。ちなみに中学校の3年生か何年生か忘れたが1年間は同じクラスの時代はあった。その時は成敗を受けた後だから何も関わり合いはなかったが。
では、その成敗について。スカッとする話の内容ではないが語る。小学校卒業前の時、ようやく担任の教師からクラス全員の前で晒されながら叱られた。当時は二人でクラス全員に近いレベルでやっていた。私以外にも的が増えたから次第に集中が外れてくれたのか。教師にやったのか?と問われて一人は潔く認めた。けれど、その女の子は「やっていません」と泣きながら首を横に振り、ひたすら泣いて黙秘を続けた。あの時はクラス内に重く呆れも混じった空気が流れていた。認めた子は「やったじゃん」と罪を認める様に彼女へ声をかけた。それでも「やっていない」の言葉だけ。ただ時間が無駄に過ぎていく。最終的には何も無く終わってしまった。
謝罪の言葉なんて一切無い。当時、親同士にもその話題が広まった。ずっとやっていたのに何故、もっと早くに注意をしなかったのだろう。こんな終わりにもなって…と。教師達への信頼性を失った。この担任は数年単位で私達を見ていた…のか見ていないのか知らないが、そんな余裕も無かったのか分からない。ついで言うと、いじめっ子の親からも何もない。親子共々だった。卒業式の時は親の方から教師陣へ文章を読み上げる役があるのだが、それをきっかけに誰もやりたがらなかった。礼の言葉なんて言いたくないとなるのは無理もない。仕方ないので、当時PTA副会長をやっていた私の母親がそれを務めてくれた。母親もやりたくはなかったが誰もやらないなら…と。そんな母親を私は今でも尊敬している。
ん?幼稚園の時、何も言われなかったのか?と。多分、言われていない。当時、私もいじめがいじめだと分かってもいないから。
その後、先程少し書いたが小学校を卒業した後に同じ中学校へ。噂が流れてきたのだが、いじめっ子は吹奏楽部に入ろうとしていた。しかし、同じ小学校だった一人の子がいじめをしていたと同級生達に言い振らした。そのお陰で肩身が狭くなった彼女は吹奏楽部を辞めたとか。当時の私は別の子からいじめを受けていたり、とばっちりを受けていたので、それどころではなかったが。それはまた別の話。
少し話は小学校時代に逆戻りしてしまうが一つだけ胸を張れることが私にあった。私は一度だけ6年生の時に作文で何かの賞に選ばれたことがある。内容はいじめに関して。担任の教師が素直な言葉が良いと私の作文を出してくれたのだ。その作文が載った冊子を配られた時、彼女は私の作文を食い入る様に見ていた。その背中を忘れられない。自分のことを書いていないだろうか…と思ったのか定かではないが私の被害妄想としておく。勿論、そんなことを作文に書いてなどいない。
あぁ、でも堪らず此処に書いてしまった。ごめんなさい。でも、忘れられないだけなんだ。今は人を大切にしてくれるココロや行動をして生きてくれていれば、それでいい。今、貴方は何をして生きていますか?本当に大切にしたいと思える相手に出会えましたか?もう子供はいますか?それとも、その優秀な力で社会に貢献出来ていますか?きっと貴方のことだから立派にやれているのかも知れません。
ただお願いです。もう誰かに傷を故意に与えないでください。頑張って親御さんの言うことを聞いて習い事や勉強を頑張ったから疲れていたのでしょう。貴方も偉い人だから。だからもう無理はしすぎず幸せに生きてください。
終了
今、何をしていますか? @death31
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
頑張って1カ月続けたい日記最新/プラセボ
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 13話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます