カエル女子のカエルココロ

天風 繋

第1話 カエル少女

私の名前は、樋浦 真彩まや


私には、好きな人がいた。


そして、その人に昨日告白して付き合ってもらえることになった。


涙が出るほど嬉しかった。


3年生でサッカー部のキャプテン喜村 佳貴よしきくん。


入学式の日に、グラウンドで輝いて見えた彼に一目ぼれした。


ずっと、それからグラウンドの片隅で彼の応援をしてきた。


私以外にも佳貴くんを応援している人たちがグラウンドにはいる。


私の見た目は、眼鏡に三つ編み。


傍から見ても地味。


そんな私が、勇気を振り絞って昨日告白した。


競争率が高かったはずなのに、先輩が告白を受けてくれた。


どうしてだろう。


でも、好きだったから嬉しかった。


昨日は、嬉しくてずっとスマホを眺めていた。


先輩からは、連絡はこなかったけど。


そして、今日私は先輩の朝練を見ようと朝早くに登校した。


今日も先輩は練習をしていた。


いたんだけど・・・おかしいな。


いつもは、見ているとドキドキするのに。


今日は、ムカムカする。


気持ちが悪い。


どうしたんだろう。私。


体調悪かったのかな?


私は、朝練を見るのを辞めて教室に行くことにした。

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