5000文字?いいえ。それどころではありません。

 たった5000文字。先が気になり指が止まらない作品です。結末が近くにあるからこその焦らしとその味を引き立てる深い謎。

 次から次へと出てくる疑問は一つの問題に収束します。なぜあの始まり方なのか、彼女は今何をしているのか。

 また、僕らは始まりを思い出す。壮大で、終わった後の物語−