ねぇねぇの 骨が大好き ちょうだいな 姪よそいつは ワッフルのミミ

ねぇねぇの

骨が大好き

ちょうだいな

姪よそいつは

ワッフルのミミ





 姪っ子が2〜3歳の頃か。ある日嬉しそうに私のところに来るなり「ねぇねぇの骨だーい好き♡骨ちょうだいな!」

 な……なぬ???? 度肝を抜く発言。

 どうやら以前遊びに来た時、ちょうどワッフルを焼いていて、はみ出したを切り落として、食べさせてやったのを言っていたようです。はぁ〜びっくりした。

 ミミのはみ出た部分はお砂糖たっぷりじゃないし、彼女の人差し指サイズだから喉に詰まらせる危険もないし、で、あげたんだった。


 「ワッフル」ひとえに言ってもいろいろあります。私の焼いたのは「ゴーフル・リエージュ」。

ワッフルはフランス語でゴーフル。ベルギーワッフルは2種あります。基本的にベルギーワッフルと言えばこっち。リエージュ州の首都リエージュの、手で持ってもぐもぐ食べれるタイプのやつ。


 日本でもカフェなんかでたまに見かけるようになったのが、長方形で薄めでクリームやフルーツなどでデコってインスタ映え〜なのが、「ゴーフル•ブリュッセル」。ちなみにアメリカンワッフルとの違いは、アメリカンはベーキングパウダー、ブリュッセルはイースト。だからブリュッセルを出す店はとても少ない。日本で見かけるのは、ほぼアメリカンワッフルでしょうね。


 ゴーフル•リエージュの生地はバター多めのリッチなパンのような感じ。長方形に伸ばして、パールシュガーという、足の小指の爪ぐらいの小石みたいな砂糖をひきつめ、海苔巻き状に巻く。そしてそれを端から3センチぐらいに切ってって、砂糖が飛び出してないように適当に丸めます。この状態で冷凍の可能。

 その種を2次発酵させ、ゴーフリエと言われる網目模様の鉄型に挟んで焼きます。(たい焼きの鉄型のイメージ)。型にたっぷりバターを塗って、発酵したワッフル生地を載せ、ヴェルジョワーズ(甜菜から採れた精製されていない砂糖)をたっぷり振りかけて焼きます。

 1分おきにひっくり返し、コンロの火や焼き癖で奥手前変えたり、忙しない。

 暑いは、鉄の焼き型重いは、油と砂糖がひっくり返す時ぼたぼた垂れて超絶コンロの汚れるはでキツイ。その上、地味に時間とお金のかかる食べ物です。

 でもちゃんと作ると相手をにしたくなるぐらい美味しいもんできます(笑)







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