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「………は?」
頓狂な声が咄嗟に出てしまったけれど、こればかりは仕方ない。
それよりも今、この目白とかいう女は私に何て言った??「ボクと付き合わない?」だって??………頭がおかしくなったの?
「ごめん。言ってる意味がわかんない」
「だからさ。お前と、ボクとで付き合わない?って言ってるの」
「いや、えっと。何を言ってるのかは分かるんだけど何を言ってるのかが分からない」
「………???」
目白が首を傾げる。
私のことを訝しげな目で見るな。首を傾げたいのは私の方だ。
「えっと、なに、つまり?あんたは私のことが好きってこと?」
「はぁ!??そんなわけ無いじゃん!」
そんなわけ無いのか、、、
じゃあ、とすると?
余計に意味が分からない。
「ボクさ。昨日のお前とあーちゃんが放課後一緒に教室を出ていく後ろ姿を見て、気づいちゃったんだよね」
「………なにに?」
「お前、あーちゃんのことガチで好きでしょ?」
「………」
「何も言えないよね。でも今のお前を見てると分かるんだよ、こっちは。お前は今、遊びじゃなくって本気であーちゃんに恋してるって」
「…………だから?」
「は?」
「だから?もしもそうだとしたら、なんなの?」
「………認めちゃうんだ?」
「そうだね。他人に言われて、ようやっと確信に変わったって感じだけど。でも、それが?それと私たちが付き合うこと、どこが関係してんの??」
私は腕を組んで威圧的な態度をとる。
今日のコイツはどこか不気味だ。
はっきり言って少し怖い。人気の少ないここに着いてきたことをほんの少し後悔している。
「いや。それで良い解決策を見つけたんだよ。ボク」
「解決策?なにそれ」
「それはね、、、」
目白はニヤリと笑うと、急に私に詰め寄ってきて手を私の胸に伸ばしてきた。
「お前があーちゃんじゃなくて、ボクのことを好きになれば全て解決するんだよ」
「ひゃっ///な、なにすんだよ!」
目白が私の胸を揉む。
私はその手を掴もうとしたけど、目白が私の両手を片手で、一瞬にして押さえ込んでしまった。
コイツ、私よりも小柄だし非力だと思ってたら、なんなんだよ。全然振り解けない
「んっ、、ゃ、、ゃめ、ろ!も、むな!!」
「ボクがお前を堕として、そしてその後でお前を捨てる。最高な考えじゃん」
秘密のサインは×印 百日紅 @yurigamine33ki
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