アイドル省と財務省と経済産業省の癒着

ローカルアイドル振興法通称LI振興法では、

以下のようなことがガイドラインとして定められた。


まず、全国の道国制の代表者を、各道から2ユニット選出すること。

また、その大会は、インターネット中継もされるし、テレビ中継、ラジオ中継もされること。


その大会は、1年ごとの全国大会と、5年ごとの特別全国大会に分かれることが決まった。我が国は修正社会主義国家なので、我が国では五カ年計画が採用されている。その名残がアイドル省でも決まった。その5年に1度の特別全国大会で優勝すると、1兆円がその自治体に支払われることになった。


こうして競争的研究費のように、各自治体は犬のようにアイドル活動に邁進している。結局は外発的動機づけが大事だということだ。



アイドルは任期制であり、各アイドルは選挙で選ばれる。

アイドルの辞任のあとか、ユニット解散時、また、住民からのリコール請求があった場合にもアイドル選挙が行われる。


また、アイドルの関連グッズなどは、その行政の歳入になる。つまり、地方財政が改善するのだ。他国からは児童労働と批判されるため、子どもの権利条約向けにも、児童労働の例外としてアイドルも組み込んだ。子役も仕事をしているのだ。アイドルが仕事をしても何も構わないだろう。


また、アイドル選挙は、デジタルとアナログの総得票で決まる。

デジタルでは様々なSNSや動画配信サービスなどの「いいね」の合計数で決まる。

アナログはもちろん高齢者向けのサービスだ。


つまり、若者だけに受け入れられてもだめだし、

私、おばあちゃん大好きです。アピールでもダメだということ。


さらに、アイドル単体はアイドル選挙で選ばれるが、

アイドルユニットの戦いもその形式で戦われる。


つまり、誰かを出し抜く力も必要だが、

みんなと協力する一見矛盾する力も必要だ。


つまり、切り替えが大切ということだ。

自分の選挙区では、自分より若い同性異性とも、

出し抜くような支持が必要で、

若い芽は摘みつつ、

その一方で同じ自治体の他の選挙区の子とは仲良くしないと他のユニットには勝てない。他の選挙区に関してはアイドルが入れ替わる可能性もあることを頭に入れながら。


かくして、税収アップ&GDPアップで、

財務省や経済産業省からも後押しされるのであった。


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