南海になくて本州にあるもの

本州にあるものがない。


それはしたい仕事がないということだ。


みんなが生きていくためには、

やりたくない仕事をするか、

この島を去るかしかほとんどの人には選択肢がなかったのである。


特に、明治のランキングでは上の方だった旧・徳島市の人口規模は十強の街だったが、2020年には、旧・徳島市は人口密度は全国でも16位の旧・広島市に次いで、17位と健闘したものの、肝心の旧県時代の人口数はワースト4にまで担っていた。


みなが自分の為に仕事をしているからこそ、

どんどんとこの島は衰退していった。


それは南海道だけの話ではないのかもしれないが。


我が我がの精神で、

注目されるのはメディアと関係がある人だけ。


多くの人たちの声は届かず、

一部の取り巻きと東京のコンサルタントによって物事は動いていった。

もはや自分で考えようとか、

自分で勉強しようということはしない。

なぜならそれはめんどくさくて大変だから。


大変なことを避けてきたから、

1980年代を境に人口が減りっぱなしな訳だが。

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