【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト / 一首部門】

空川陽樹

【ここで一首】

俺が出て

決まったゴール

決勝点

もちろんそれは

相手のゴール




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実話です。

中学最後の夏。

3点差をつけていれば次のステージに進める。

試合が始まった時は当然無理だと思ってた。

でもまさか3点取るなんて。

暑い日差しがグラウンドを照りつける。

試合も後半、僕のチームに負傷者が出た。

すぐさま立って準備体操を始めた。

監督が振り向いて、唯一動いてた僕の名前を呼ぶ。

なんてずる賢いのか。笑

しかし、出てから5分後、上述の短歌の事態が起こった。

僕は疫病神に違いない。

出なければよかった。

結局、その試合は3体1で勝ったものの次には進めず引退確定。

儚い夏が終わりを告げた。

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【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト / 一首部門】 空川陽樹 @haruki_sorakawa

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