オカ研。仁のプレゼント

「皆さんこんばんは!僕はオカ研…そうオカルト研究部の仁といいます。」


すると…仁は何故か…今日に限っていい顔をしていたのだ。


「本日は僕に起こった奇跡の話をしたいと思う…ゆっくりと聞いてくれたまえ。」

「さぁ…僕は昔からあまり女子にはモテたことがない…だがそう…今の高校へと入学し…オカ研という所へ入ってからどういった訳が僕はチョコというものをもらったのだよ…ふふ…」

「仁…元気出せよ。」

「は?お前は何様のつもりで、そう言ってるのかね?輝也。」

「え?」

「僕くらいになるとこれからだ!これから貰えるのだ。」


僕は、オカ研での出来事の後。

家に帰ると。

なんと……家に女の子からだと届けられていたのだ。


これが送り主は…なんと。

あの部長である藤野涼子様からだったのだ!!


「どうだ??輝也…この僕にあの部長がチョコをくれたんだぞ??」

「お…おう!良かったな。」


そう…この男はチョコを貰いすぎなんだ。

コイツは僕のような非モテの男たちの敵である。


「おう!貴様には部長から貰ったチョコの有難みは分かるまい…。」

「ん………。」


輝也は微妙か顔をしている。

もしかして…コイツも部長からチョコを…だがこの僕はランクが違うはずだ。

僕は…この僕は家にわざわざ届けられていたんだぞ!!??

しかも…あの部長は男っ気もないはずだ…あの美貌を手にしている部長は言い寄ってくる男達も確かに多いが…あの口調を前に男達は次々と跳ね返されているのだ。

ところがこの僕には…よく連絡をくれる。

これはもう僕に気があるとしか思えないのだ。

そう…僕は…そして本日お返しをするのだ。

部長の為に彼女の嗜好をこれまで調べあげ、そしてこれは僕の輝也も知らないであろう情報ばかりだ。


「あのな…ずっと独り言…言ってるみたいだけど先帰るぜ?」

「お、おう!分かった!僕はまだやる事残ってるからさ!」

「やる事??」

「おう!だからさっさと帰った帰った!」

「ん?ああ…じゃあまた明日な!」


そういうと輝也は帰って行ったのだ。

今日は部長も、もう既に帰ったらしい。

だが明日ここへ来た部長が喜びそうな物を。

僕は…とある物を部長の机に置いた。

そして帰路につく。

さぁ…明日が…楽しみだ。

僕は目覚めると。

あれ。

真っ暗だ…。

僕が動くとガサガサと辺りは何かの壁があるようだ。

なんだこれ。

僕はどうなったんだ??

シーンとする空間。

僕の身体はどうなったんだ?

右手で左手に触れてみる。

なぜかモコモコしてる感覚。

なんだこれ?

僕はどうなってしまったんだ??

僕は色々動いてみた結果。

どうやら何かの中に僕の魂が入り込んだみたいだ。

僕は仁。

僕は…どうなったんだ??

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