第8話貴方へ時にはこんな話を。
皆様こんばんは!
私は黒乃と申します。
さて、暑い毎日ですがいかがお過ごしでしょうか?
こんな暑い日にはやはりこんな話が良いのかなと…
本日はあっさりと話しましょうか?
◇
◇
◇
世の中には心霊スポットなどという場所が各地にあったりするものです。
さぁ…読者様?貴方は今有名な心霊スポットに一人で来てるとしましょう。
そこは自殺の名所としても有名な某橋だとします。
名前は「Y橋」。
そこは昔から飛び降り自殺が多く。
そして真下にある川の周辺では様々な現象に出会うという話。
貴方はその橋のたもとの駐車場に車を停めました。
さぁ…降りましょうか?
あなたの車はエンジン…そしてエアコンも停止致しました。
ドアを開けるとモヤッと生暖かいというよりは少々熱気を顔に感じます。
ですがね。
ここは車は少々通りますが辺りは山に囲まれていて涼やかな風も感じられたりもします。
貴方は降りて辺りを見回すと木々はその風でさやさやと揺れてます。
さぁ…ではこれから橋の下の川を目指しましょうか。
貴方が一歩一歩と川へ向かい足を進めます。
やはり川は風も多少吹くので歩くと気持ちよくは感じます。
時折ガサッ!と聞こえてくる音は小動物か何かでしょう。
気づけば虫も飛んできたりしますがそこはご愛嬌です。
さぁ…参りましょう。
貴方は確実に一歩一歩足を進めると川へと続く階段が見えてきます。
そこから見た橋は高く橋から人が飛ばないように柵の様に鉄網がされている立派な橋が見えます。
もちろん橋の上は人もそして車道でもあるので車も時折通ります。
ですが貴方は川下へ向かいます。
階段を一歩一歩降りていきましょう。
辺りには人は一人もこの時間は歩いてきませんね。
時間は丁度深夜に入りましたよ。
時々辺りの笹の葉も揺れ虫かな?
それともタヌキとかうさぎとか小動物でしょうか。
ガサッと音も聞こえてきます。
一歩また一歩階段を降りていきます。
次第に川の流れる音が少々聞こえ始めます。
川の流れる音というのも暑い日中なら気持ちよく聞こえますが「この場所」では不気味にも感じられますね。
次第に貴方の身体からもじんわりと汗をかくのも感じられてきます。
多少涼しいとはいえ今は真夏ですからね。
さぁ…どんどん川に降りていきましょう。
あ!?
帰りたい?
そう言わずにお付き合いくださいませ。
だって…涼しくなりたいでしょう。?
さぁ。
徐々に川の音もそして貴方の視覚にも薄暗いですが見えてきましたよ。
もちろん照明は橋の街灯のみなのでここまできたら暗いですからね。
そうこうしていると貴方は階段を下りきり川へと辿り着きました。
さぁ…どうですか?
貴方から見上げる橋はとても照明となり綺麗でしょう?
でもね。
あそこから皆飛び降りそして。
貴方の今立っているその川に身体を叩きつけられ。
生命を落としているのですよ。
それは昔から。
何度も。
何人も。
おや?
何か生暖かい風吹いてきましたねぇ。
どうです?川で本来なら涼しく感じる風が何故か。
生暖かい風を感じてしまう。
あれ?
ドキドキしてきましたか?
そしてゾワゾワしませんか?
やがて感じる悪寒。
ああ…貴方の肩に。
貴方の背中に。
見えてきましたよ。
えっ!?
何が見えるの?っていう質問ですか?
◇
それは。
決して見えてはいけないなにか。
ですよ。
ああ。
そういえばここでつい先日も。
一人の老人が飛んだって聞きましたね。
言うのを忘れてましたね。
すみません。
◇
その老人はどこからともなくこの橋に歩いて来たんですって!
通行していた車から見たその老人はいそいそとこの橋の上をあるっていたらしいですよ?
対向から通った車の運転手はこうも言ってましたね。
何かに誘われるようにぽーっと橋の上を歩いていた。と。
そして気になった車は橋を超えてUターンしたらしいです。
そしてまた橋に差し掛かるとその老人は消えていた。と。
さすがに怖くなった運転手は急いで家に帰ったみたいですが。
次の日ニュースで老人が橋から身を投げたという事件を見たらしいです。
いやぁ!見てくださいあの橋を。
かなり高いですよね。
あそこから飛んだら。
痛いだろうなぁ。
そして生き残らないだろうなぁ。
あ!そんな顔しないでくださいよ!
顔がめちゃめちゃ強ばってますよ。
あれっ!?
貴方の後ろに。
肩とか首重くありませんか?
えっ?何故そんなことを聞くのかって?
それは。
後ろを振り返ってみてください。
私には見えてますよ。
飛び降りた老人の姿が!!!!!
◇
◇
◇
いかがでしたか?
皆様にはライブ感を味わっていただこうかと今回はこんなお話をさせていただきました。
どうですか?
冷えました…かね?
ああ!そういや…作者に聞きましたが…この話に登場さる橋はリアルに…存在してる橋だそうです。
他は…フィクション……かもしれませんがね。
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