こいのうた

こいのうた

カッコイイポーズ合戦してる子ら混ざって指輪を渡すポーズしたい

もういない君が残したこのフック未だにずっと引っ掛かってる

私すら知らない自分の劇中歌いつか一緒に唄えるように

良い悪い言葉の花火が咲いている硝子の口に乱反射して

あの日々は恋に車輪がついていた段々すり減り止まらなくなり

所詮私雑種なんだし仕方ない同じ空気を吸っていない夜

キーホルダー小さな手形プラスチックもらう私はカジュアルな関係

連絡が滞ると凍ってく冷たいこの手を君の首に置く

困難もエンタメにするこのブログ君との話は有料にする

「すごい」と言う運動会の実況に照れている子がスピード上げる

口紅でラインを引いたもういいよ君の嘘に添削したい

連絡がこまめになると慣れていく極めて尖り刺してしまうよ

お湯掛けて乾燥味噌汁手渡して君の手作りになった温かさ

手がきれい褒められちゃってありがとうキツネのポーズしてあげるね

君の話ミックスジュースみたいだねノイズがたくさんそれが楽しく

焼き過ぎた餅を食べるような恋こげが味だと年上から言われ

君のため服を作ってプレゼント余計なことを君にしたくて

フライパン武器にしている格闘家それが君です一旦落ち着こう

連絡船みたいな恋をしてた日々もう来ない君が落としていったゴミ

サーモンのソテーにバター乗せーしてうまーと言って明日にはもういない