この章のテーマ、胸に突き刺さりました
グレースの思いもコズモ氏の思いもわかる
正義とは突き詰めればしょせんエゴイズムなのかもしれない、と個人的に思います
手を血で染めた私と、己のエゴを捨てたコズモ氏に軍配が上がるこの結果は分かりみが強い
しかし……犠牲になったものたちの痛みが突き刺さったまま消えません
作者からの返信
みかぼしさん、コメントありがとうございます。
エゴイズム…確かに究極に言えば、自我こそがその人間に判断を決定する訳ですね。
この場では、何を優先させるのか、が結論を左右したのかなと思います。
だから互いの正義を理解して尚も譲れない。
どこかで誰かのために他の誰かが犠牲になる…自然の摂理でもあると思いますが、極力そうでなくて済むように向かっていきたいところですね。
グレースさん、やり込められてしまいましたね。
ビリー将軍達が人類の存亡を背負って戦っている以上、仕方のないことではありますが。
ビリー達からすれば、人類が敗れる可能性は1%でも減らしたいでしょうし、理想論で危険は冒せませんからね。
とはいえ、ゾアンとコミュニケーションが取れるのがグレースしかいない以上、戦後交渉どころか降伏勧告も効果は未知数ですので、圧倒的武力による早期降伏は難しそうな気もしますが。
作者からの返信
濱丸さん、コメントありがとうございます!
はい、グレースは感情に訴える以外の手段がいささか弱かったようです。
なんか色々と勘違いがあるかもしれないから、喧嘩やめましょう、というグレースと、その喧嘩相手に今なら勝てるよ、負けたら殺されるよ、時間を空けたら負けるかもよ、というビリー側の主張…
シンプルっちゃシンプルな考えのぶつかり合いですが。。。
はい、早期降伏はあくまでもオマケみたいな考えかもしれません。「あなたがその後頑張ればよろしい」というビリー将軍でしたw
コズモの立場は人類を守る者として、やはり正しいのですよね。
リスク=人類滅亡はあまりに大きすぎる・・・。
作者からの返信
綾森れん@カクコン短編👑連載中さん、コメントありがとうございます。
またまた名前が変わりましたね!?w
そうなんです、リスク=人類滅亡となると、どんなリスクも取ることができません。コズモはある意味最も選択肢を持たない男なのかもしれません。
美徳か人類の滅亡か……。
コズモは船長ですから、リスクを極力排除する方向へ選択したんですよね。
私がコズモと同じ立場だったら、きっとコズモと同じ選択をするでしょう。
結局のところ、生存がかかっている状態では倫理観も美徳も役に立たない。
まずは生き残ること。
それから社会的な秩序が機能する。
戦争社会学でも言われていることです……。
平和な社会に生きてきたグレースには実感できないことでしょう。
グレースの意見は『秩序』が前提にあり、コズモの意見は『生存』が前提にある。
両者とも最良の意見ですが、前提からズレているため交わらない……。
興味深いお話ありがとうございました。
作者からの返信
紅葉さん、
興味深い話と言っていただいてありがとうございます。
生き残るから先があった…これは全ての生物に共通することでしょう。
強いていうなら、秩序もモラルも生き残るために必要だった、という事だと思います。
共存というのが最良…しかし、そんなに何もかも理解しあえて上手くいくなら、人間同士も喧嘩だってしなくなりますよね。
コメントありがとうございました!
うわーん、これは、答えの出ない問いかけだよね。
戦いなんて、どちらの側に立つかで、何が正しいか変わってくるんだしね。
ただ、個人的な直感では、ゾアンを攻撃しないほうがいい気がする。
作者からの返信
うわーん、ありがとうございます。
いゃ〜、まさにですよ。どちらの側に立つかで変わってきます。目的がズレると出される結論にも違いが出てきてしまいます。
攻撃しない方がいいですか?直感を信じることも、一つの結論ですねw
コズモは酸いも甘いも全て経験してきて、辛くても切り捨てる覚悟ができてるけど、グレースはまだ若くて理想に燃えてますね。グレースの言い分もコズモのも理解できますけど、両方美味しいとこ取りは無理なわけで…
作者からの返信
最終的には対立するしかない意見なので、両方の道理を通すことは結果としてできないです。。。
互いに言い分を認める形であっても、それをおいそれ聞く訳にはいきませんよ、という感じです。最終的にはコズモやビリー将軍の語っている事が通りますが、順当ではないかと考えます。
コメントありがとうございました。