愛すべき二人の愛の物語!!


完結まで読ませていただきました!!

最初から最後まで寄り道も余分な情報もなく、ただひたすらにメインとなる二人の愛の行く末をはらはらどきどきしながら見守っていく。まさに恋愛小説かくあるべしという内容の傑作です!!

重厚な世界観やファンタジー然とした情景描写も実に瑞々しく描かれながらもくどくなく、あくまで二人の関係性を引き立たせるための配置になっている点も秀逸です。

幻想的でありながらどこか現代社会にも通じるリアリティを感じさせる世界が下敷きとなっているため、種族も姿形も越えた愛を育む二人の関係性が遠い世界のものではなく、どこか身近で等身大のものに感じられ、最後まで違和感なく気持ちよく応援できたのも本当に最高でした。すばらしいバランス感覚で、私もとても勉強になりました!!

さっと読んでうおおおおおおおお!となって、最後にはちゃんと良かったと胸をなで下ろしてほっこりする。

日常の中で嫌なことや辛いことがあったとき、ぜひ読んでいただきたい一作です!!