第124話 又勘違いしていたクリスマスソング:The Twelve Days of Christmas

米国でこの時期になるとよく聞くクリウマスソングの一つにThe Twelve Days of Christmasという曲がる。クリスマスの12日を初日から最終の12日めまでに貰ったプレゼントを連ねて歌っていく。子供から大人のコーラスまで、人気のある曲だ。他のクリスマスソングに比べると、個人的には日本ではあまり聞いたことがないと思う。私も米国生活は長く、毎年、何度も耳にするし、たまに、私も歌ったこともある(もちろん、ソロではないが)。


しかし、つい最近、私は、この歌について大きな勘違いをしていたことを知った。それは、この12日間が、始まるのが12月25日で、終わるのが1月5なのだと。今年まで、私は、12月25日にクライマックスがあり、終わるのだと思っていた。実は、12月25日は、始まりでしかなかったのだ。


クリスマスの12日間はカトリックの習慣で、16世紀のヨーロッパの多くの国では、カトリックは小数派になってしまい、プロテスタントからの迫害で身の危険を感じる様なところもあったらしく、彼らの宗教的習慣を隠していた者も少なくなかったらしい(日本の隠れキリシタンほどではなかったが)。それでも、子供たちに教会のクリスマスの12日間の習慣を教えるために生まれたのがこの曲だったらしい。今では、プロテスタントでも平気で歌っているが、こんなバックグラウンドがあったと知るものは少ないとと思う。下記は、Googleに『クリスマス 12日」というキーワードを入れて出てきたAI Overviewだ。


『クリスマスの12日間とは、キリストの誕生である12月25日から1月5日までの期間を指します。この期間には、イエス・キリストが世の中へ現れたことを祝うさまざまな行事がありました。

クリスマスの12日間に関連する出来事や習慣には、次のようなものがあります。


12月25日から1月5日までの期間は、クリスマスの祝い事の期間です。


12日目の1月6日は「公現祭(Ephiphany)」と呼ばれ、西方教会(カトリック教会・聖公会・プロテスタント諸派)の祭日です。この日に東方の三博士がキリストを訪ね、贈り物を捧げたという故事に由来しています。

1月5日から6日にかけての12夜は、最も盛大なお祭り騒ぎのパーティが開かれる夜でした。この夜には、ゲームのひとつとして「The Twelve Days of Christmas」という歌が歌われていました。

欧米では、クリスマスが終わっても年明けまでツリーを飾っておくのは、クリスマスが12日間も続くためです。


「The Twelve Days of Christmas」は、イギリスで1780年に歌詞が作られ、1909年にフレデリック・オースチンが民謡からメロディーを取りました。軽やかなリズムで、家族や仲間たちとのクリスマスの集まりで輪唱などすると楽しいでしょう。』


最後にこの曲のビデオリンクしておく。

https://www.youtube.com/watch?v=T-cjK3f87jI

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