第123話 Oklahoma Smokeshow
感謝際の今朝、Zach Bryanというカントリー歌手の Oklahoma Smokeshow と言う曲を聞いた。彼は、父親が海軍水兵であったため、生まれは沖縄らしい。育ちはオクラホマ州で、自らも数年間、米国海軍の水兵をやっていた経歴がある。今日まで知らなかった歌手だが、カントリーミュージックのファンの間では、かなり人気がある様だ。この曲が、YouTubeに出てきたのだが、普段は、カントリーの曲はスキップするが、なぜかSmokeshow と言う単語に引っかかって聞いてみた。どうも、オクラホマ州の田舎町に住む若い女性の話なのだが、タチの悪い男を選んでしまい、この町から離れられない。調べてみるとSmokeshow とは魅力的な女性を現す俗語(スラング)らしい。初めて聞いた。後から起きてきた妻に聞いても知らなかった。
私の高校の留学先も小さな町(村)で、似た様な話は私の短いホームステイの滞在でも目に入った。女性、特に少女は、なぜとんでもない男に恋してしまうのか?男も似た様なものだが。日本でも、「愛と誠」(古い!)的な話は、ドラマや小説でも人気だった。特に、米国は、命をかけてヨーロッパから逃げて来た移民の集まりとして始まった国なので、リスクの高い異性を求める傾向があるのか?そう言う自分も例外ではない。私の妻も、何処の馬の骨かわからない日本人と結婚してしまったのだが。
又、私も妻もこの曲や歌手を知らなかった理由は、音楽にまで、米国の分断化が進んでいるためだと思う。保守的な、どちらかと言うと、田舎に住む米国人は、カントリーミュージックを好んで聴くが、都会に住むリベラルな米国人は、カントリーは余り聴かず、オップ40とか言われるポピュラーミュージック系を聴いているのだと思う(トップ40にカントリーの曲も入ってくるのだとは思うが)。私は新しい曲は余り聴かず、クラシックロックが主なレパートリーなのだ。妻は、YouTubeやスポッティファイで新しい曲も聴いている様だ。MTVがヒップホップと、特にラップへ流れてしまった時期(90年代)に、多くの白人の好みは、新しいカントリーミュージックへと移ってしまった。昔のカントリーとは違い、ポップやロックの影響も取り込んでいたので、それまで、MTVでロックやポップを聴いていた白人層にも受け入れられた。しかし、私は、この音楽の好みの分断化が、米国の分断を先走っていたとも思う。
https://www.youtube.com/watch?v=FJqd58_WgGo&list=RDEMI0rrCB9PVQue088PTfu0WQ&index=1
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