妻が、魚の身を切って刺身にするのは調理しているうちには入らないと言ったので、サラダを作るのは、料理していると言えないのかと問いただした話を以前書いたが、最近、似た様な会話（妻は、議論が、特に夫である私との議論が大嫌いですが、これはあくまで会話で、口論でも、口喧嘩ではもありません）があった。それは、おにぎりについてだった。おにぎりを作ることは、料理することなのかという話題だった。おにぎりと、茶碗や皿にもったご飯では、同じ釜から出てきても味が違うと、妻が言い出したので、それはおにぎりを手で握ることが、料理している動作であるからだと、私は言った。ここで、おにぎりを丸めることは料理（調理）なのだと、妻の顔を見て、ニヤニヤしながら強調。これで、あの刺身の言い争い、ではなかった、ディスカッション（話し合い）を思い出して、少しイラつく妻。「またこの話かよ？」と思ったに違いない。

通常のおにぎりには塩を使って味がつけてあるが、高血圧を心配しる妻は、おにぎりに塩をしない。具として色々なもので味付けはOKなのだが。塩昆布やおかかなどのおにぎりは、喜んで食べるが、これらの具は十分塩分が高いと突っ込むのは、今回は避ける。妻は、こういう具材を普通のご飯に混ぜても、おにぎりにした状態のご飯とは味が異なると主張する。妻の好きな海藻（味海苔か韓国海苔）を巻いているからだろうと言っても、普通のご飯に、このに種類の海藻を添えて食べても、おナジ味ではないと言う。まあ、ぎゅっと丸めることで食感は異なってくることには同意したが、このような調理の話題になると、我々夫婦は今でも平行線を辿っている。

ちょっと変な方向へ話が展開しますが、ところで、みなさんは、メキシコ料理を食べたことがあるでしょうか？タコスは日本でも知られているのではないかと思いますが、米国では、そのほかに、トルティーヤとブリートと言うものが人気です。私はトルティーヤとブリートの違いが長年わかっていなかった。そもそも、私に取って、タコス、トルティーヤ、ブリートの三つの料理は同じものでしかないのです。ただ、外の皮の巻き方が違うだけで、中に入っているものは同じなので、別料理と呼ぶのは、おかしいと言うのが私の主張。日本だったら、寿司といえども、巻いたり握ったり、そしてちらし寿司の様な状態のものまである。酢の効いたご飯は全て寿司なので。メキシコ料理はそれが全て別名なのだから、困るんです。以下に、日本語でその違いを解説しているページをリンクしました。

https://delishkitchen.tv/articles/588#contents6

私がメキシコ料理店でいつもオーダーするのが、ファヒータという、まあ炒め物なんですが、これが、実は、上記のタコス（特にソフトシェルタコス）、トルティーヤ、ブリートと同じ様に、生地で巻いて食べるのです。これって、そのまま、ソフトシェルタコス、トルティーヤ、ブリートの中の一つの呼び名で良いのではないかと思うのですが、なぜか別料理なのです。皮は別に支給され、自分で好みの量を取ってから巻くのですが。私は、ほぼブリートの様に巻いて食べます（春巻きと似た巻き方で）。これに関しては、妻も大体私に同意してくれます。パリパリ感が好きな妻はタコスが好みですが、タコスのシェルはすぐに湿気るので、家で作ると2回に一回はぶつぶつ言ってます。私は、食べるときにシェルが壊れるのが面倒くさいため、最初から皿の上で壊してからら食べることが多いので（タコスサラダ状態？）、余り気になりませんが。色々なところでこだわる夫婦です。そういえば、メキシコ料理のこれらの中にある詰め物は皆同じスパイスを使っている様にしか思えません。

ファヒータの解説ページです。

https://www.bras-de-chef.com/recipes/ファヒータ【メキシコ】/