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ご存じのとおりピストンリングは理化学研究所の初期の発明で、これで理研財閥を築きました。
理化学研究所の大河内博士は、これを作ることができるのは、雪国の人間だ、として柏崎に工場を作ります。田中角栄はこの工場の請負で財を築き上げました。
同じようにスキーのエッジを作ることができる会社は新潟県に1社、そこが圧倒的シェアで他に2社しかありません
包丁などの刃物やハサミなども三条市、燕市に集中しています
バブル崩壊で、新潟県は金属加工だけは捨てなかったのは賢明な判断でした。
チタン加工なども弥彦村にその技術の会社があり、アップルはこの会社に筐体を依頼しましたが、蹴られて新型iPhoneにチタン筐体を採用できなかった伝説があります
半導体の製造装置ASMなどは新潟県の工場で作って、ASMのシールを貼って世界中に輸出しています
シリコンに被膜を貼るとか真空の技術は
(追記)
ありがとうございました。
私が思うに、半導体製造技術は一部の技術者は「モスボール化」で国内維持を図っていたようです。信越化学は最先端半導体製造の材料を供給するため近くに拠点が必要だったと。
日本企業ではなく、外資系傘下の半導体ファンドリになり、日本企業の売上には計上されないものの、日本国内で製造されていたものがあるようです。イスラエル企業のタワーセミコンダクタやモトローラ系列のオンセミコンダクタなどは新潟県内でずっとマイクロプロセッサを作っていました
作者からの返信
晁衡さん、
コメントありがとうございます。
70年代から80年代の米国では、雇用もそうでしたが、色々なものが切り捨てられてしまいました。長期の経済不信から抜け出す為でしたが、そのお陰で、日本との格差をひっくり返したとも思います。シリコンバレーもハードからソフト中心の経済へと変化して行きました。日本は30年以上経済が低迷し、その上、最先端半導体生産技術をも失ってしまいました。別のお返事にも書きましたが、暗殺された元総理の方針に腹が立っていました。科学的に何が起こっているかが解明されている冶金技術は比較的生産に結びつけ易い技術だと思いますが、サイエンスによる理解が生産現場に10年以上遅れている半導体生産では、現場のノウハウの方が重要と言えます。大型のファウンドリーでの生産を止めて数年もすると、遅れを取り戻すのに何年もかかってしまうと思います。日本も、そのノウハウを持つエンジニアを台湾や韓国から呼び戻したり、外国人エンジニアを引っこ抜くくらいの勢いが必要だと思います。日の丸軍団だけでは追いつくのに時間が掛かり過ぎると思います。
技術が失われる、すごく興味深く、面白く読ませてもらいました。
関係はあるのよな、ないような。でも、なぜかマヤ文明とか失われた文明を思い浮かべていました。
人の進化は、なんとも不思議ですよね。
そして、退化することもあるんだと、年をとってからよく考えます。
作者からの返信
雨 杜和 様、
コメントありがとうございます。
北米の原住民(アメリカンインディアン)の多くは、直接白人と戦ったり、又は、白人の進出後に飢え死んだ数よりも、白人が大陸からもたらした病原菌のかげで亡くなった者の数が遥かに多いと言われています。原住民は、白人移住者が持ち込んだ病原菌に耐性(免疫)がなかったためと言われています。開拓者による西への侵略と共に、病原菌の最前線は開拓者が現れる前に、開拓者の最前線から数十kmから何百kmも先に及び、開拓者とはコンタクトのなかった原住民達の集落を全滅させる事も稀ではなかったとも言われています。医療技術もなかった時代には、神の行いともとられていたとも読みました。米大陸での白人の影響は虐殺以外にも大変大きな影響を与えてしまったという事ですね。
話はころっと変わって、現在にほんでも人気の半導体工場の話ですが、20年のギャップは、最新工場を建設・運営する為に必要な人材を失わす
事で、現在の日本の半導体産業へ大きな被害(?)を与えた様です。大きく言って、私は暗殺された元総理の政権に大きな責任があると思います。国の基幹的産業として、米作りと同じ様に重要な産業を最低限で保てる様な政策がなかった事の責任です。
@fumiya57さま
こんにちは。
学問が細分化し深化していくと、以前なら常識だった、関連深い知識ですら知らない専門家が増えてしまいますね。人間の能力が有限な以上仕方ないことなのかもしれませんが、それにより損害を被ることも多いでしょう。分野横断のパイプを太くするか、気軽にアクセスできる高性能なデータベースを整備しないといけないのかなと思います。技術を持った人間がごっそり移動する社会であれば、後者の重要性も増すんですかね。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、
コメントをありがとうございます。
私も、人類史上、今までにも忘れられてしまった技術は多くあったと思います。文字を使い初めて、知識を直接会っていないにんげんと共有できる様になりましたが、書き残されただけでは埋もれてしまう知識も数多いと思います。特に、別な方法である問題を解決して、皆そっちの方に流れてしまうと、古い方法は忘れられるんでしょうね。
この問題と直接に結びつかないかも知れませんが、世界中からアイデアが集まってくる為、多様性は重要だと思います。そこが米国の強さだと思っていますがます、逆に弱さでもあるのでしょう。日本とはまるで逆の様にも思えますが、お互いに補える関係になっていけば良いと思います。