なんだか、もう、ほうっという気持ちです。
基礎研究費を国の予算から出すのは、無駄かもしれないけれど、必要ですよね。最近の国立大学の予算を考えると、悲しくなることがあります。
作者からの返信
雨 杜和さん、
コメントありがとうございます。
技術立国とか言いながら、科学や教育に関する予算は横ばい程度だった、暗殺された元首相の政権にものすごい怒りを感じていました。
その上、私が赴任して驚いた自由に研究できる時間の少なさが、どんどん進んでしまい、大学の先生たちは、研究者には雑用と呼ばれるような仕事ばかりが増えています。大学から出る研究成果が減るのも理解できます。
@fumiya57さま
こんにちは。
「基礎研究」というタイトルをみて、ちょっと構えていたのですが、@fumiya57さまの、「やってみないとわからない」ことをやってみるのが基礎研究だというお考えに、ほっとすると同時に、なるほどなあと思わされました。
何に構えちゃったかというと、基礎研究をやっている方々は(日本人研究者は説明下手で、またそれを悪いと思わないところがある)「基礎研究は役に立ちません。役に立つからやっている訳ではないのです」と一般人に対して堂々と主張してしまうのですね。この姿勢は、問題だと思います。
自分のお金で研究をやるなら、絶対に役に立たないことを嬉々として研究するのは勝手です。ですが、巨額の税金を使って研究させてもらいながら、「役に立たないけれど(自分にとって面白いから)やる」という主張は、あまりに無責任ではないかと。
実際のところ、@fumiya57さまのおっしゃるように、99パーセント以上役に立たない結果しか出ないかもしれません。でも、その研究の根底にある目的は、何か役立つものが見つけられないかを総当たりで確認しているのだ、ということじゃないかと思うのです。
ええと、蛇足ながら、実際に基礎研究に携わる方々がそんなことを念頭に日々研究しているわけではなく、基礎研究をすること自体がおもしろくてやっている、というのは理解しています (^^;) 研究者なんて、多かれ少なかれ、目先の実験が面白いからやってるんですよね。ただ、社会に対して存在意義を示すときにそれでは、駄目だと思います。
@fumiya57さまのご説明、とても興味深かったです。ありがとうございます。