第40話 今日は〇〇な話(〇〇には「エ」と「ロ」を入れるのだそうです)。

西しまこさんが企画された〇〇な話 (〇〇には「エ」と「ロ」を入れる)に参加できるか考えたが、妻に叱られてしまいそうなので書けそうにない事を自覚。そこで、息子が幼かった頃に、そう言う関連でしでかした事を2〜3個書くことにする。


まず、つまの父側の祖母が亡くなり、アラバマ州での葬式に出席した時の話が二つ。棺桶を埋める時に、銃声が聞こえて来た事に不快感があった私と、祖母は射撃練習が大好きだったので、それを良いことだと受け取った妻の従姉に驚いた話はもう書いていある。


その後、家族みんなで、ゲームをしていた時、Which President was publicly castigated by lifting his beagles by by their ears? (どの大統領がビーグル犬を耳で持ち上げることによって公に非難されたか?)、と言う質問が出て時、息子が、They do that to a President? (それを大統領にするの?)と思わず言ってしまった。そこにいた皆が、息子が、Castigate (公に避難する)をCastrate (去勢する)と勘違いしてしまったと理解して、まずい雰囲気になった。南部の淑女の前ではcastrateとか言ってはならないのに。その上、こんなに幼い子供(5歳くらいだったと思う)に、こんな単語を教えたのは誰だ?と言う感じもあった。妻はそこを丸めようと、優しく、castigate の意味を息子に伝えた。私は、冷や汗をかいた。上手くかわしてくれた妻に感謝したが、後で、息子はどこでこんな言葉を習ったのか、2人とも不思議に思った。


二つ目は、息子が9歳くらいになった頃の話。その頃、息子は大学の美術の講師がやっていた子供用の美術のレッスンを受けており、、粘土細工で、その頃、米国で人気があったニンジャタートルズのキャラクターの一つを作っていた。その名は、「うさぎ用心棒」で、体のまえに、大きな日本刀を構えていた。たまたま、その子供達が作った作品を評価してレポートを提出する為に、妻は、クラスメイトの若い女子大生達と、展示会を訪れていた。息子も会場にいて、妻とクラスメイト達に自分の作品を自慢げに説明していた。そのクラスメイトの1人が、妻に、ウサギが構えている日本刀が phallic symbol に見えると、妻にこっそり言った。それを聞いた息子は、かなり不愉快な顔になったらしい。それを見て、妻のクラスメイトは、焦って、妻と息子に謝った。妻には、幼い息子がその意味(男の性器)を知っているとは思わなかったという言い訳もしたらしい。妻は、心の中で、あんたみたいに最近その意味を知った女子大生と違い、うちの息子は頭が良いんだ、馬鹿にするなと心の中で思ったと、私に話してくれた。親バカである。


三つ目は、最初に書いた、妻の祖母の葬式の後でのゲーム大会で、息子がやらかしてくれた話。これは、私に少し責任はあった。学部から大学院へと、年を重ねる毎に、私の言葉使いは、悪化していた。高校の間は、クラスメイト達は悪い言葉を教えようとして来たが、ホストマザーが厳重に仕切っていて、行儀良くしていた。しかし、大学で1人で暮らしていき始めると、その制限は無くなった。元々、日本でも、言葉使いが悪過ぎると母に言われていた私だった。それを聞いて育った息子は悪い言葉も平気で使っていた。ただし、それは私の周りであって、学校や保育園では使ってはいけないと知っていた。その事件が起きたのは、葬式の後、スクラブルと言う、アルファベットのタイルで難しい単語を綴って点を取り合うゲームの後だった。酔っ払ってゲームをしていた義父は、大敗していた。その酔った義父が息子に、父親の名前はどう書くのか、スペル教えろと言ってきた。息子は、「F」「u」とまで綴った後、ckerと続けてしまった。これは、毎週教会に通う淑女の前では、最も言ってはいけない言葉の一つなので、その場で聞いていた家族は、もう驚愕どころではなかった。酔っ払っていた義父も、そのスペルを理解したら、怒り出した。妻は、義父との間にはいって、少し厳しく息子に注意した。酔っ払った父にはそれ以上息子へは説教もさせないと言う意志を示していたと思った。父は怒って妻にもっと文句は言っていたが、妻は酔っ払いいう事などに耳は貸さなかった。普段は、どちらかと言うと頼りないとも思う妻だったが、こう言う時の危険回避術と息子を守る所は、凄いと思った、母なんだと。周りにいた親戚は、それを見て、もう何も言わなかった。後に人目のない所で、息子と私は妻に説教をくらったが。(なんで息子が言ってしまった事に対して、私が叱られているのかと言いたかったが、そこは口を開かなかった。)


結局、あまり〇〇ではなかった。ただの息子を含む下ネタみたいになってしまった。


西 しまこ さんの 「〇〇を書きたい同盟」【作品紹介】はこちら。

https://kakuyomu.jp/users/nishi-shima/news/16817330664061535087




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