あとがき 

 いかがだったでしょうか。雨の日に読みたいお話を書いてみました。虚構楽園フィクション パラダイスを少しでも楽しんで頂けましたか? 小説は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ございません。


 あ、今日の天気はどうでしたか? 雨なら音を、晴れなら鳥の声を聞く。朝の青が重なるとより美しい、Rain is a Diamond.





 ──真塩セレーネの本は、こうして月夜に魔法の書庫へ現れる。


 月と星の瞬く時間に、銀色の馬車が夜を駆け貴方の部屋までお迎えに上がります。そして魔法の書店、魔法の書庫へご案内。魔法の書庫は、入った瞬間その人が好きなリラックスできるお部屋へと変わり、お茶菓子も出てくる文字通り魔法のような不思議な書庫。


 他に人はいない貴方だけの空間……私ですか? 私は魔法の書庫内にある古時計の精霊ですよ。見えませんからお気遣いなく。


 貴方はどんなお茶にしましたか? 紅茶ですかコーヒーですか、麦茶ですか? 読む環境も大切ですから、すこしでも満足頂ければ幸いなのですが……


 貴重なお時間を頂いてお立ち寄りくださり感謝いたします──あ、そろそろお時間ですね。銀色の馬車が参りました。それでは、また月夜を駆けてお送りしましょう。


 またのお越しをお待ちしております。Have a good night.

【魔法の書店より】



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雨のプラント── 真塩セレーネ(魔法の書店L) @masio33

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