応援コメント

第117話 残夏の夢〈1〉」への応援コメント

  • この出だし、紹介文としてそのまま使えそうなくらい、この小説の世界を簡潔かつ明瞭に言い尽くしてますね。

    少し前の「君に告ぐ」を読みながら、最後は必ず零の和真に対する執着が整理される話になるのだろうと思いました。零のように力の強い者は必ず周囲を巻き込む宿命にありますので、それがどう転ぶか・・・ということを考えながら通過します。さあ、読破するぞ。

    作者からの返信

    言われてみると、確かにこのお話の要になる一文かもしれないと思いました。

    >最後は必ず零の和真に対する執着が整理される話になるのだろうと思いました。
    丁寧に汲み取ってくださり、ありがとうございます。彼らの記憶を最後まで見届けていただけること、とても嬉しく思います。

  • ある作品。長く生きた大魔法使いに尋ねる人がいました。
    「あなたでも、それを望みますか」
    大魔法使いは、少しの沈黙の後、答えました。
    「ああ。それは、人として、当たり前の願いだと思うよ」
    長く生きた彼の愛する家族は、とうの昔に亡くなっています。
    どれほど偉大と称されて名声を得ようと、心は人の心のまま。

    禁忌と知りつつなお、願う人は数多いる。
    責める言葉は無意味で何の効力も持たない。

    そういうものでしょう。

    作者からの返信

    そうですね。おっしゃるとおり、禁忌とされていても人は願わずにはいられない。
    否定することも責める言葉も持てないのかもしれません。